2007/01/25

パラオ8

 ホクレア、マイスは無事ステアリングの修理も完了し大航海に復帰したそうです。

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 食事のこと。

 数少ないパラオでの食事で、ここなら毎日1回食べに行ってもいいと思った店が「ふるさとレストラン」。日本の唯一のパラオガイドブックによれば、先代のオーナー(創業20年以上)が「ふるさと」という日本語の意味が気に入って店名にしたそうだ。店の名に「ふるさと」と日本語が付いているが日本人が経営してるわけでもなく、スタッフに日本語が話せる人がいるわけでもなく、日本語のメニューが出てくるわけでもない。

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 この店の何が良いかというと、パラオらしい雰囲気。ムーンかロンリープラネットのどちらかだったと思うが、午前は長老たちの集会の場になっているとのこと。ちょうど僕たちが少し遅い朝飯を食ってると、写真のようにパラワンのオジサンたちが続々と入口付近のテーブルに集まってきて、なかなか大きい声で演説ぶっている。これと外に見えるコロールの結構な車の流れと青い空を眺めながらのコーヒーは美味い。ただしスタッフは暇だとちょっとコーヒーをすするだけで即、コーヒーを注ぎに来る。おかわり無料とはいえ飲む方は忙しい。

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 ところでここで一番気に入った料理が「フィッシュステーキ・ウィズ・レモンバターソース」名前のとおりだがシンプルでとても爽やかで美味い。とにかくパラオは全体的に魚が美味い。ライスも付いてくるが、日本人だったためか「サービス」と言って味噌汁が付いてきた。皆スープがついてきてるのかもしれないけど。それにフィリピン料理の朝食プレートなども美味い。
 注意点としては結構量が多いこと。普通の大人が1人で複数の料理はたぶんキツイ。それに鶏肉料理はパラオ全体でテイストレスの傾向にある。それに歴史的にもパラオ全体でオリエンタルな料理の傾向があるので、そういうのが苦手な田舎の欧米人には食べ物がつらい可能性があるとのこと。

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2007/01/08

パラオ7

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 ホテルのこと、その2。

 パラオ・プランテーション・リゾートの後は、説明の必要もないほど有名なパラオ・パシフィック・リゾート(http://palauppr.com/)へ移動した。しかしこの2つのホテルは名前が似てる。
 旅先の印象は想像以上にホテル次第で違う場所に行ったくらいに大きく変わる。なので初めて行く場所は出来れば2ヵ所は泊まりたい。

 このホテルに来てちょっと驚いた。何から何までサイパン島のアクア・リゾート・クラブ(http://www.aquaresortsaipan.com/jpn/index.html)にそっくりなのだ。正確に言えばパラオ・パシフィック・リゾートが先に出来たわけだから逆なんだろうけど。ホテル全体の設計からコンセプトまで99%そっくりと言っても言い過ぎではないだろう。この2つどういう関係か分からないが、同じグループのホテルでもここまでホテルどうしが似ているのは○横インくらいしか記憶に無いな。
 とにかくアクア・リゾートに2回ほど泊まったことがあるせいか、歩いていると時々サイパン島にいる気分になってしまった。(どちらも初めて泊まるに人にはどうでもよい話)

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 さてこのホテルの特徴。まずビーチがある。人工ビーチだがビーチがあるっていうのがパラオでは珍しいらしい。
 たしかに別な島に行けばコロール州に比べて不便だが、ここより素朴で値段も安くマリンスポーツも楽しめる良さげなオン・ザ・ビーチのホテルがあることはある。
 ホテルに近いところの珊瑚礁はいまいちだがちょっと離れれば珊瑚礁もよくなり魚も多くホテルのビーチとしてはなかなか綺麗だ。泊まった部屋はプールの目の前(オーシャンビュー、実感としてはプールハットビュー)だったので子供をプールやビーチに連れて行くのもとても楽だった。プールの横には温水のジャクージーもあって白人どもが占領していない時は気持ちよく浸かった。
 スタッフは前のホテルに比べれば客にあまりかまわないが、プールハットのスタッフは息子にかなり愛想が良かった。概ねミクロネシアのホテルでプールの監視員をやっているのはサービス関係としては珍しくミクロネシア人だ。今回は彼らの腕に彫った刺青についての聞き取り調査を忘れた。結構出身地などにちなんだ刺青が彫ってあったりする。
 ちょっとしたトレッキングコースもあるし、ビーチ前でのカヤッキングは特に気持ちいい。少し進めば魚が水上をピョンピョン飛んでるし、沢山の海鳥たちが漁を行っているそのギリギリまで近づいて観察できた。浅瀬ではタコノマクラもいたことだしカヤック&スノーケリングが一番オススメだ。

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 このパシフィック・リゾートにはパラオマニアにはたまらないところもある。ホテルのフロント前や部屋の中に土方久功氏の彫刻や絵画が飾ってあるのである。これに注目する宿泊客は少ないと思うのだが(観てる人なんてひとりもいなかった)、ホテルももう少しアピールすべきではないのかな。ちなみに土方氏の作品が飾ってあると言う事でこのホテルも「世界ふしぎ発見」で紹介されていた。なんだか結果的に番組にのせられてホテル選びをしたみたいな・・・違うんだけど。
 ちなみにこの土方氏のパラオへの貢献度は高い。パラオの芸術として有名なイタボリ(ストーリーボードという英語のちょっと冴えない呼び方もある)をパラオに定着させたのも土方氏だ。日本での知名度が低いのも残念。ミクロネシアの記憶は敗戦と共に棄てられたのだ。

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 このホテルで個人的に要望があるとすれば、1つは部屋じゃないかと思う。内装やデザインに古さを感じる。サイパン島やグアム島などでは経営に行き詰った日系のホテルが他の国の方に引き取られることで大リノベーションをして狭い部屋なりに最大限に快適になったホテルもある。その点でここは少々硬直化しているような感じがする。それにホテル内物価が高すぎる。直接的にはこれが一番辛かった。コロール市内から離れているのにショップの特に日用品が充実していないのもちょっと難。そういうところで宿泊客にさりげなくサービス出来るところが高級ホテルなのだと思う。
 それにさらに個人的な感想(なので他の宿泊客にはあてはまらないとは思うけど)としてはレストランのディナーでのポリネシアンダンス。たしかに他のミクロネシアに比べポリネシア系の人たちが多いのは分かる。でも未だ露骨に超有名なハワイアンやタヒチアンだけで客を喜ばせるのはどうかなぁ。ポリネシアンにケチをつけてるんじゃない。やってる曲が腑に落ちないの。さらにミクロネシア、パラオ(となりのヤップ島でもいいよ)にだってもっとカッコイイ歌やダンスがあるはず。
  ちなみに今回はすぐ隣のロビーでクリスマスシーズンにちなんで何処かの教会の小さな聖歌隊がクリスマスソングを披露していたが、時間がかぶって客が全て陽気なポリネシアンダンスに流れてしまった。それも寂しかった。

 と、ホテルマニアでもないのにホテルのことを書いて、特にこのホテルには長年のファンも大勢いるので申し訳ないけど、ミクロネシアで最高の知名度のホテルとしてはそろそろ動く時期なんじゃないかな。
 色々書いたけど、今回の印象としてはビーチもありホテル全体が明るく子連れファミリーにとても良いのではないかと思った。実際、子供たちは皆ご機嫌の様子だった。

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2007/01/05

パラオ6

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 ホテルのこと。

 パラオは初めてだし小さな息子もいるしダイビングもしないので、2つのリゾートらしいリゾートに泊まった。その最初の3泊がパラオ・プランテーション・リゾート(http://www.palau-resort.com/)。

 プランテーションとはなかなか穏やかじゃない名前のホテルだけどここは良かった。贅沢な造りだがなかなかパラオに溶け込んだホテルだと思う。立地も海から離れており最初の2日間はほぼ海を見ないパラオを過ごした。もともとビーチも少ないパラオだし、最初から南洋=ビーチの能天気なパワーを受けるとちょっと疲れちゃうし、場所柄とても静かで気持ちも穏やかになる。

 プランテーション・リゾートはコロール市内のアサヒフィールドからちょっと奥に入った民家がぽつぽつと立ち並ぶエリアにある。歩いてみるとコロール市内からホテルまでゆっくり写真を撮りながら歩いても10分程度。アバイ・アイスでタピオカ入りのソルべを買って食べながら帰って半分程度消費するくらいだから歩くには丁度良い距離だ。民家やタロイモ畑や学校などが見れて楽しい。ただし暗くなるとほんとに暗い道のりなので道を覚えてないと迷うかもしれない。そのときは夕方から1時間おきに市内と往復する無料シャトルを利用したほうが良い。所要時間も5分程度。
 余談だけど最初に書いたアサヒフィールドは、南洋庁時代からある現在も現役の野球場でさまざまなイベントが行われる。独立記念の式典に日本からの祝電がなかったのはあまりに有名な話。裏には戦車が転がっている。

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 繰り返してしまうけどプランテーション・リゾートは民家の間にあって、さらにこのエリアはタロイモ畑が多く、その風景を生かすように造られている。建物はパラオの高床式と椰子葺き屋根で、リゾート全体が木材と石をベースに造られている。息子3才が「なんで全部木なの?」と何回も聞くくらいのネイチャーリゾートぶり。

 稼動部屋数は19部屋でバリ島旅行などに慣れてる人だったらこのくらいのたたずまいがちょうど良いだろう。約100平米のスイートヴィラはフロントの上階にあり見晴らしもよく、ちょっとは海も見えるらしい(定員7名対応のスペシャルスイートという部屋は好みが分かれると思う)。たぶん主力のカテゴリーになる約50平米のスーペリアコテージは1棟1部屋のコテージでタロイモ畑が目の前に広がる。バルコニーが馬鹿でかく気持ち良い。プレミアムキャビンは約30平米で少々狭くシャワーのみだが海側の部屋は眺めが良いらしい。

 そういうことで僕たちはスーペリアコテージに泊まった。部屋も外の光が沢山取り込めて明るく、バルコニーに至ってはタロイモ畑を前にゆっくり寛げて気持ちよい。しかしタロイモ畑というのはノンビリしたもんだなぁ。日に2、3回女性が見回りにくる程度だ。他に多数の鳥たちと犬が2、3匹。男どもはタロイモ畑には入らず農道の端を歩いてるし、それにしてもパラオでは飼い猿は見たけど猫を見なかったなぁ。
 それにこのホテル、南国の必須アイテム「蚊取り線香」がある。これに火をつけると蚊がいるとかいないとかに関係なく南国のムードが満開になる。それに嬉しいことにヤモリがバルコニーにちょろちょろ顔を出す。柱や葉には馬鹿でかいカタツムリが張り付いている。それに多数の南洋植物が無造作に植えられていて、これは意外と他のホテルに行くとその種類の多さがよく分かる。
 アメニティも十分過ぎるほど用意されてるし、トイレはウォシュレット付き。風呂には気分良く植物も植えられた箱庭も付いている。それに変なベッドメイキングに女性が大好きなアロマキャンドル。なぜだか充電式カンテラも2つあるぞ。

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 ホテルの施設はレストランが2つ(1つは1日一組だけしか対応しないらしい)、プール、オープンエアなジャグジーバス(使ってないからレポート出来ません)、サウナ(使ってないからレポート出来ません)、ビリヤード(使ってないからレポート出来ません)、ギフトショップ。ところでこのギフトショップの名前「アジアングッズ・ギフトショップ」であれ?と思うけど、パラオに来て分かったけどアジアングッズっていうのはまんざら可笑しな名前じゃないのだ。それにダイビング機材の洗い場・乾燥室。
 その他、スタッフはほとんどがフィリピンの方で対応も良い。子供がいる時は特に実感する。フィリピンの女性はとても子供好きなのだ。

 そんな中で要望があるとするとまずエアコン。これが五月蝿くて効きが悪い。ただこの効きの悪さは体調維持には良かったと思う。その後、他のホテルに移動したら部屋があまりに寒くて死ぬかと思った。だから音だけ。かなり高い天井だけどそこにファンがあると良いと思う。それにプールというかプールの周り。もう少し寛ぎやすい設計にすべきだったと思う。泳がなければ利用しづらい。最後の要望はインターネットの閲覧環境かな。ITラウンジが開業予定とのことだけどいつ出来るのかな。

 とにかく夜のバルコニーも気持ち良いし、朝日が射しはじめる時間は特に良い。ホテル代をケチらなくてすむ人にお勧め。
 あ、そういえばこのホテル、「世界ふしぎ発見」でアバイを模した入り口の絵についてオーナーか誰かが説明してたことを思い出したよ。

 しかしホテルレポートというのは慣れないなぁ。

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2006/12/31

パラオ5

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 パラオではダイビングについで人気のロックアイランドツアー。特に穏やかな海をカヤックでゆったりと進むこのツアーは本当に楽しかった。今回はIMPAC(http://www.palau-impac.com/)さんにお世話になりました。

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 パラオの海は素晴らしく、途中楽しい無人島でのランチやマリンレイク(いくつかあるらしい)での静かな時間が忘れられない。3才の息子を真ん中に乗せてのカヤックに最初は大丈夫かと思ったけど、あまりの気持ちよさに息子はカヤックの上で寝てしまい皆さんの注目を浴びていた。(ウォータープルーフのカメラをホテルに忘れて写真が無いのが残念)
 

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 しかしこんな小学生でも参加できるようなカヤックツアーでさえも内田正洋さんの「シーカヤッカーズ・ハンドブック」を読んでいたのが所々役に立ったのはたしか。内容も楽しく読めてこれは必読。
 ところで慣れない餅つきで握力が無くなってちょっとキーボードがうまく打てない。カヤックツアーについてもっと書きたいけどまた別の機会に。

(ちなみに写真の方はかなり日焼けしてますが現地人ではなくてIMPACのtakaさんです)

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2006/12/29

パラオ4

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 現地在住の日本人の方が「台風が来たらイッパツで吹き飛びそうな家ばかりでしょ、パラオは」と言った。さらに続きがあった。「でも台風はパラオより北で出来るからパラオには直撃しませんよ」とのこと。沖縄で「本土では沖縄って台風のイメージがあるけど本島には台風なんて滅多にこないんだよね」なんてタクシーの運ちゃんが30分くらい延々と沖縄話をしていたのを思い出した。
 ところでコロール市外を歩いていると平日だというのに昼間からバーベキューをやってるご家庭が多い。サイパン島やテニアン島の方々が台風で家が吹き飛んでも次の日にはバーベキューをやってるくらいバーベキューが大好きなのは知っていたがパラオもなのか?ついでに失業率も心配してしまう。それにしてはノンキなんだけど。

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 コロールもちょっと裏に入ると沢山のタロイモ畑が目に付く。ミクロネシアらしくタロイモはパラオの食文化とは切っても切れないものだが、日本統治やアメリカからの物質攻勢もあって米食(輸入米)に圧倒されている。日本統治の影響でパラオ語には様々な日本語が残っているが「ベントー」もそのひとつ。本当に日本の弁当のようにして食べている。
 ところでタロイモ畑を見ているとやはり畑の世話は女性が行ってる。ミクロネシアの伝統というかなんというか、ハワイなどのように大の男が「ハワイの伝統だ」と頑張らなくてもこの風習が存続しているわけ。

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 ところでパラオに行った方は、やけに多い日本の中古車をみかけては指差しては楽しんでると思う。本当に多い。ところでコロールのゴミ収集車はこの「クリーン栃木」だ。この車何台もあるのかな?いたるところで「クリーン栃木」を見かける。
 さて問題はこのゴミ収集車の行き先。これはミクロネシア各島で同じように問題になってると思うけどかなり酷いらしい。そういえばタヒチのボラボラ島に行った時に何が一番ショックだったというと山でおっさんが大量のゴミ燃しをしてたことだ。黒い煙が忘れられない。

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2006/12/28

パラオ3

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 クリスマス直前ということでコロールの建物は電飾で飾られ町を歩く人々の挨拶は「メリー・クリスマス」「ハッピー・ホリデー」とクリスマスムードでいっぱいだった。この期間のパラオ公園では毎日どこかの学校がクリスマスイベントを行っている。

 パラオはコロールしか歩いてないけど想像よりはるかに都会だった。「サイパンに比べても都会ですね」なんて現地ツアー会社の方に話したら「そうですかあ?田舎ですよお」なんて返ってきたけど、僕のこのコロールに対する感想は、ローカルの生活圏とツーリストが歩く場所がほとんど切り分けられていないというところから始まって、その生活圏が都会なのである。
 たとえばサイパン島やグアム島などでツーリストが歩く場所にはたしかに土産屋やアミューズメントやホテルやら立派な建造物が沢山建っているけど、そこはローカルの生活空間ではなくてあくまでツーリストの空間。ローカルの生活空間はたとえばそれらより南側に離れた場所にありそれらはコロールほどの町を形成していない。
 ただこれは人口のほとんどが集中するコロール限定の感想で他の州には該当しないと思う。コロールから離れれば離れるほどミクロネシア本来の姿に近づいていくんじゃないかと思ってる。

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 パラオはその全人口の7割がパラオ人であるにもかかわらずちょっとコスモポリスの様相がある。ミクロネシアに共通するようにフィリピン人の出稼ぎが非常に多いのはさておき、北マリアナなどに比べて俄然ツーリストの国籍が多様である。(あくまでミクロネシアとしては)
 台湾に近いため軍事的戦略も含めて国と国の関係が緊密で台湾人のツーリストが多い。それに韓国人の団体ハネムーナー。いつものように日本人。そしてハワイ、マジュロ、チュークを経由してアメリカ大陸からくる人たちもかなり多い。そして地理的にも近いオーストラリア人、サイパン島やグアム島にはほとんど現れないホリデー好きのフランス人、ドイツ人も歩いている。おかげで東側のルートはかなり気になるし、パラオの地理的な面白さを実感する。

 それにしてもこのコロールって町はかなり面白い。コロールでさえもちょっと歩けば日本統治時代の遺物が沢山残っているのが分かる。ミクロネシアの中でも特に南洋庁のあったパラオらしいところ。
 その日本とのかかわりというところで、歴史的にもパラオの人々は日本に対して強い関心を持ってるということは興味深い。対して日本人はといえばパラオがどこにあるのかすら分からない人が多い。この違いは悲しい。
 とりあえず今回のホクレア号の航海をきっかけにミクロネシアと日本の想像以上に強い結びつきを理解していただければと思うのだけど。

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2006/12/27

パラオ2

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 パラオ公園。たぶんパラオに来たほとんどの方がこの前を歩いてると思う。ここにある集会場の壁にこんな絵が描かれている。アバイもしくはアバイを模した建物にはカヌーが描かれていることが多いが、このパラオの国旗の他にもうひとつ描かれている旗はなんだろう。パラオの16州旗にもこのデザインはなかったような。
 6つの星の真ん中にアジサシのような鳥が羽ばたいている、パッと見てスターナビゲーションを思わせる美しいデザイン。6つの星を用いてる旗はパラオをはじめミクロネシアのいくつかの州旗などに使われてるから珍しくはないのだけど。なんの旗だろう、誰か教えて。

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 そのパラオ公園の近くには日本語で「パラオ公園」と書かれた石碑がある。裏を見ると「昭和御大典記念××」と書かれているから、このパラオ公園は昭和天皇即位(昭和3年の即位の大礼)を記念して造られたということになるのか。78年近く経ってるわけだ。そのパラオ公園、当時の面影はないだろうが市民の憩いの場になっている。良いねパラオ。

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2006/12/26

パラオ1

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 パラオ前後にかけての話。

 中学生の頃に夢中になって観ていたNHKのTVアニメ「未来少年コナン」全26話を28年ぶりに観た。以前宮崎アニメはちょっと苦手なんて書いたけど、リアルタイムにはまっていたのでこのアニメ(とパンダコパンダ)は別格。僕はTVアニメの最高傑作ではないかと未だに思っていて再確認の為に思い切って全話を観てみた。

 「未来少年コナン」はアレグサンダー・ケイの「The Incredible Tide」をベースにしていて、偶然僕はアニメの放送前に「大津波」というタイトルの日本語訳版を読んでいたが、時代を反映してどんよりと冷戦ムードと神がかりが印象的な原作だった。アニメでは原作の邦題が「残された人々」というジュニア・ノベルズになっていて、もしかすると少し印象が違うのかもしれない。
 とにかく宮崎駿はこの原作の設定を大幅に変えて、科学文明の果てによる地球の崩壊から自然と共存する人類再建の始まりまでを人間の出会いと成長を織り交ぜながらたいへん豊かな表現力をもって完成させている。

 ところで宮崎版では主人公の少年コナンを超大自然児に設定し、想像でしかないけどその舞台を描く際にモデルとして、どうやらミクロネシアやポリネシアなどオセアニアの島々を大胆に取り入れているように思えるのである。
 たとえばハイハーバーという島の入り江はまさにパラオのロックアイランド(パラオ松島)だし、ギガントという巨大戦闘機やファルコという飛行艇のデザインはマンタやエイの類だし、バラクーダ号という帆船も出てくる。バラクーダ号の船体部分のデザインはたしかにバラクーダに似ている。インダストリアという戦前の遺物をとりまく海の中は沈船などまったく太平洋戦争のなれの果て。極めつけはコナンが残され島を出る際に作る船がアウトリガーカヌーだし、オープニングに出てくるカヌーもくり抜き船だ。ハイハーバーの村がヨーロピアンなことを除けばアニメ全体がミクロネシアなムードでいっぱいなのである。雲とか海とか全てにおいて。
 ちなみにアニメでは超磁力兵器により地球が崩壊する年が西暦2008年なのであと2年。

 そういうわけでパラオに着いたら「ハイハーバーじゃん!」と思ってしまったのである。

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2006/12/25

帰国しました

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 パラオから帰国しました。初めての場所だったので良く整理出来てませんが、とても暑くとても楽しいところでした。日本ではダイバーの聖地のような扱われ方ですが、どうもそれは間違いのようです。多くの方が十二分に楽しめる場所ですね。楽しくてホクレア号がここに寄港するなんてすっかり忘れてましたよ。パラオからも近いことですし出来れば次のミクロネシアはミクロネシア連邦のヤップ島に行きたいですね。

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2006/12/15

ぱら男へ行ってきます

Palau

職場にて

「tornos(仮名)、来週どこ行くんだい。」
「ぱら男です。」
「なんかクーデターがあったみたいだけど気をつけろよ。」
「それはフィジーじゃないですか・・・」
「そうそう犬にかまれないように気をつけろよ。」
「狂犬病ですか?」
「そう、狂犬病流行ってんだってね。」
「それはタイとか中国とかアッチのほうじゃ・・・」
「じゃあ、ぱら男ってどこにあるんだい。」
「ガムの下の方ですね。」
「どこ領だっけ?」
「独立国ですよ。」
「どっかに占領されてなかったっけ。」
「アメリカですよ。その前は日本で・・・」
「そうか日本か。」
「その昔には南洋庁が置かれてたんですよ。アメリカと激しい攻防があったんですよ。」
「硫黄島か!」
「じゃなくてぱら男です。」

ということで月曜からぱら男へ行ってきます。

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