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2007/07/30

2007ホクレア号日本航海プロジェクト記念シンポジウム

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 日曜は「2007ホクレア号日本航海プロジェクト記念シンポジウム」へ行った。なんといっても一番の目的はハワイ・ビショップ博物館の篠遠喜彦先生である。当日のシンポジウムもこの篠遠先生のお話が本当に面白かった。釣り針によるポリネシア考古学の基礎を築く過程やフアヒネでの古代カヌーの発掘など「楽園考古学―ポリネシアを掘る」→amazon.co.jpそのまんまなんだけど、篠遠先生ご本人の声で語られるともうたまらない。一緒に記念写真も撮らせていただいて大満足。この日は完全にミーハー状態。「楽園考古学」が面白かったら続きの「南海文明グランドクルーズ―南太平洋は古代史の謎を秘める」→amazon.co.jpもどうぞ。こっちの方が緩いんだけど「楽園考古学」には書かれていなかった重い点に触れてる箇所がある。

 さてその日はナイノア・トンプソンさんも登場。休憩時間に外でタバコをふかしながら素晴らしいサタワル写真集を鑑賞していたところ、ナイノアさんが現れて僕の同行者と何やら立ち話。その時僕はサタワルに夢中のあまりナイノアさんが現れても誰だか思い出せないまま慌ててハグ。どうもこのハグってやつが苦手、めちゃくちゃ緊張する。しかしナイノアさんの顔を30センチの距離で見ても認識できないのはどうかしてる。
 ちなみにシンポジウムが終わりやはり外で一服しているとナイノアさんはすぐハワイに帰る、ということでまたみんなでハグしてタクシーを見送る。やっぱりハグは苦手だ。今度は握手にしてくれないだろうか。彼もタバコ臭くてたまらないはず。

 その日は南太平洋の文化・起源という基礎的な話からナイノアさんおせおせを含む日本航海の話(西村さんは素敵な方ですね)、教育に関する有意義な時間など盛りだくさんのシンポジウムだったけど、詳細なレポートは他の方にお願いするとして、その日は飲み屋ネタだと思っていたホクレア世界一周のプランがナイノアさんの口から公の場で語られた。今回の日本航海がハワイサイドを活気づかせた模様。大丈夫か?まだ飲み屋ネタなんじゃないのか?

 そういうわけでその日はシンポジウム後も懇親会、雨宿り雑談会と初めてお会いした方とも楽しいお話が出来て大変素敵な時間をすごせました。しかし雨も止まず身動きがとれないままとうとう最終電車をやりすごし自宅に帰れず上野お気に入りのカプセルホテル「北欧」にチェックイン。次の朝は寝坊して仕事を休んでしまった。駄目な僕(曲ブライアン・ウィルソン)。

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2007/07/27

おしりに口づけを

Epelihauofa

 サモアのアルバート ウェントにつづいてトンガの作家エペリ・ハウオファの小説「おしりに口づけを(岩波書店)」→amazon.co.jpを読んだ。

 南太平洋の架空の島国ティポタを舞台に痔を患った地元の名士オイレイ・ボムボキが治療の為に民間療法を渡り歩く。風刺文学でウェントの作品のようにキリッとした文学作品ではないけど中身は実に南太平洋的。あのあたりが好きな人にはティポタの住民のとぼけた脳みそと話のテンポがたまらないだろう。
 しかしもう少しこの地域の小説を読みたいんだけどもう無いってくらいに翻訳されてないんだなぁ。

 日曜日は例の007ホクレア号日本航海プロジェクト記念シンポジウムに行くつもりなんだけど天気がイマイチらしい。早起きしなくちゃならないのが辛いです。以前紹介した時から少し内容が追加されてます。周りに飯を食えるところが無いっていうし、よく知らないけど喫煙なんて大丈夫?

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2007/07/25

ツイン・ピークス ゴールド・ボックス

Twinpeakss

 久しくネットを離れておりました。

 で完全にミーハーです。5年ほど前にツイン・ピークス・ファースト・シーズンのDVDボックスを購入していたにもかかわらずこの「ツイン・ピークス ゴールド・ボックス【10枚組】【初回限定生産】」→amazon.co.jpを予約注文しちゃいました(結構値がはるのでAMAZONのクーポンがあって助かりました)。
 どうやら僕のようにダブっても注文してしまう馬鹿で不憫な人たちが他にも沢山いらっしゃるようです。たぶんデイヴィッド・リンチによるリマスターやショージアのTVCMなどが効いてると思われます。どうせなら「FIRE WALK WITH ME」も一緒にパッケージングしてくれると良かったんだけど。

 ちなみに現在持っているツイン・ピークス・ファースト・シーズンには音声解説が入っているしダブルRダイナー元オーナーのインタビューはじめ110分の特典など棄てがたいものがあったりします。

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2007/07/15

マンニィライド

 僕の誕生日からめでたく一夜明けた14日。この日はO2主催のレディースライドに参加しました。

 とは言っても台風4号マンニィが近づき弱い雨がちらつくこの天気。「なぎさ公園(大甕)→久慈川サイクリングロード→スターバックスで休憩(ひたちなか)→大洗パークホテルでランチ(大洗)→なぎさ公園(大甕)」という女性のためのコースも女性が集まらず、ランチやお茶なんてしゃれたものはすっ飛ばして、南下してただただ雨に向かうコース「なぎさ公園(大甕)→大洗→なぎさ公園(大甕)」に変更。さらに途中雨粒が大きくなってきたので、ほぼ休憩なしの那珂川は渡らずに折り返しで、チャリ走行距離は約45kmと短め。

 途中海開きの花火が鳴って台風がすぎれば一気に夏だな、となんだかいい感じ。最近のぐずついた天気で自転車にのってなかったから、適度なアップダウンで体もほぐれてなかなか気持ちのいいライドでした。

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2007/07/12

自由の樹のオオコウモリ

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 ニュージーランド在住サモア出身の作家アルバート ウェントの中短編集「自由の樹のオオコウモリ―アルバート・ウェント作品集(日本経済新聞社)」→amazon.co.jpを読んだ。

 アルバート・ウェントは太平洋文学の第一人者であり南太平洋に文学の基礎を築いた。物語は全て西サモアのヴァイペ(架空の場所?)を中心に進行し、サモアの常識道徳概念と植民地支配によるねじれを様々な人物の物語を通して語る。何故か可愛らしい絵のカバーと、物語に現れる太平洋諸島に平均的な下品で暴力的な描写のギャップも日本の太平洋観を現してるような。

 ところで僕は英語が読めないのであまり関係ないのだけど、彼の作品は全て英語で書かれている。ピジンで構成した短編も2つあり日本語では面白さが伝わらないのが残念。
 とにかく太平洋諸国で広く読んでもらうために共通に通じる言語としての英語選択なんだそうだ。今読んでるタイランドのラッタウット・ラープチャルーンサップの短編集も原作は英語なんだそうだがタイの生活を描きながらも最初のターゲットは欧米。母国語を選択しない理由もいくつかあるもんだ。

 しかし太平洋文学という分野はかなり興味は惹かれるけどアルバート・ウェントはこれ1冊しか翻訳されてない。最近のカヌー来訪の日本人の反応と同じような切なさ。しかたがないのでトンガのエペリ・ハウオファの小説も注文。

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2007/07/08

ムビラサミットEAST Vol.2

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 代官山のライブハウス「晴れたら空に豆まいて」へ『ムビラサミットEAST Vol.2』を観にいきました。ムビラというのはジンバブエの親指ピアノで、その親指ピアノアーティストが一同に集まったお祭りです。
 それにしても渋谷方面へはセバスチャン・サルガドの写真展以来の5年ぶり、代官山へは20年以上ぶりでもうドキドキでした。
 (写真は撮ってないのでひらげさんのこちらを)

 ただ予想以上にどんどん観客が増えてきて、お腹がすいてもゆっくり食べられないくらいの大盛況だったので後半少し残して外の空気を吸いに&夕食に出てしまいました。司会をされていたひらげさんにご挨拶しか出来なかったことがちょっと残念でしたが、また次の機会があると思うので心配無しです。

 そういうわけで続きは家でということで会場で「ムビラスコアブック」を購入。CD3枚+タブ譜付きテキストで3500円。これはお徳です。でも家にはムビラがありません。モンダイです。

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2007/07/03

夏バテ快方に向かう

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 やっと夏バテ状態から快方に向かっております。夏バテ中の土曜日のビギナーライト58kmは辛かった。那須往復自転車200kmの時より終わりの調子が悪かった。なんでそんな時にプチ山岳を往復なんかするんだろう!明日は横浜みなとみらい、またバテるのかなぁ。

 我が家のエアコンは今年の夏もちゃんと働いてくれるだろうか?

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楊徳昌

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 僕の尊敬する台湾の映画監督、楊徳昌(エドワード・ヤン)氏が長い闘病生活を終えた。「クーリンチェ少年殺人事件」他素晴らしい作品のほとんどがまだDVD化されていないか在庫無しの状態だ。残念。

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7月のイベントいくつか

ホクレアを見に行った方には既知の事ではあると思いますが、伝統航海士のマニー・シカウ氏の来日とホクレア日本航海に関連して7月に東京地区で以下の一般公開イベントがあります。アロハの先に行くっていうのもおつなもんです。

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東京海洋大学 海洋文化フォーラム(特別企画)「オセアニアにおけるカヌー文化と伝統航海術」

http://www.kaiyodai.ac.jp/Japanese/new/2007/20070629bunkaforum/bunkaforum.html

日時:平成19年7月10日(火) 16時30分~19時30分 (参加費無料、予約不要)
場所:東京海洋大学 越中島キャンパス

 講師:
    後藤明氏 (南山大学:海洋文化人類学)
    ローレンス・カニンガム氏(グアム大学)
    マニー・シカウ氏(ミクロネシア伝統航海術協会、伝統航海士)

 第一部:講演会(越中島会館講堂)
 「オセアニアにおけるカヌー文化と伝統的航海術、およびその復興」
    16時30分~18時

 第二部:伝統航海術実演会(柔道場(課外活動棟2階))
 「貝を配したスターチャートを使った“スターナビゲーション”の実演」
    18時30分~19時30分

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「Star Navigation 星をたよりに大海原に乗り出す方法教えます」

日時:平成19年7月11日(水) 16時00分~17時30分 (参加費無料、予約不要、定員100名)
場所:国立天文台 大セミナー室

 講師:
    マニー・シカウ氏(ミクロネシア伝統航海術協会、伝統航海士)
    ローレンス・カニンガム氏(グアム大学)

お問い合わせ:国立天文台・国際連携室(吉田二美)Tel:0422-34-3947

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2007ホクレア号日本航海プロジェクト記念シンポジウム「ホクレア号が拓く未来への航路 ハワイから日本へやってきた古代式カヌー」

http://www.kaiyodai.ac.jp/Japanese/new/2007/20070702hokulea/hokulea.html

日時:平成19年7月29日(日) 10時00分~19時00分 参加費無料、予約不要、定員400名)
場所:東京海洋大学 越中島キャンパス

 第一部:「南太平洋の人と文化とその起源」
    10時00分~

    篠遠喜彦氏(ビショップ博物館)
    後藤明氏(南山大学)
    海部洋介氏(国立科学博物館)

 第二部:「2007ホクレア号日本航海を振り返って」
    13時30分~

    内野加奈子氏(写真家、ホクレアクルー)
    内田正洋氏(海洋ジャーナリスト)
    西村一広氏(プロセーラー)
    ナイノア・トンプソン氏(ポリネシア航海協会会長)(予定)

 第三部:パネルディスカッション「ホクレア・スピリットを未来に活かし続けるには」
    15時00分~

    パネリスト:不明

 シンポジウム終了後、会費制の懇親会も予定されています。とても時間が足りるとは思えないけど横浜でのシンポジウムのように講演者間の連携が上手くいけば面白いシンポジウムになるでしょうね。特にパネルディスカッションのテーマが大きいから。ホントはこの世界、話したいこといっぱいあるはずだし。

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