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2007/01/31

風邪をひきました

 ホクレア、マイスはどうやらタッキング中で少々ハワイ側に押し戻されながら南下しているようです。(1/31追記 今度は北上しています。ジョンストン環礁はきっちりとらえてるようですね)

 それにしても風邪をひいてしまいました。熱がでてダウンしております。そういうことで寝床に入りながらトラッキング・マップにコースと寄港地を表示する機能を追加しました。あまりにショボイのでデフォルトではOFFになっておりますので、チェックボックスをONにしてみてください。ただしIE6とFirefoxでしか動作確認しておりません。異常がありましたらご連絡下さい。(Google Mapの不具合かと思いますが、既に経度180度の子午線またぎの一部のエリア表示でコースのLatLong座標変換にバグがあることが分かっており、あっちのほうに線を引く瞬間があります。)

 しかし1日に4回もLatLongの報告があるので既にマーカーが28個になってます。あまり増えると動作が重くなるのでそのうち間引きしなければなりません。

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2007/01/29

ジョンストン環礁って

 ホクレア、マイスそして伴走船カマヘレがハワイ-ジョンストン環礁の中間地点まで来た(http://tornos.cocolog-nifty.com/blog/voyage/voyage2007-1.html)。実際にジョンストン環礁へ寄港することはないが、この島はなかなか興味深い島である。そういうことで家の本棚を眺めてジョンストン環礁に関する記述のある本はないかと探してみた。

Micronesia_book1_1

 オリヴァー・サックスの「色のない島へ―脳神経科医のミクロネシア探訪記(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152082259/tornose140-22)」にジョンストン環礁の記述があった。
 オリヴァー・サックスは脳神経科医のエッセイストで「火星の人類学者 -脳神経科医と7人の奇妙な患者」や「レナードの朝」などのベストセラーがある。「レナードの朝」はロバート・デ・ニーロ/ロビン・ウィリアムズ主演で映画化されてヒットしているので観た方も多いと思う。「色のない島へ]と「火星の人類学者」は2年ほど前に本blogでも軽く紹介したことがある。

 「色のない島へ」は2つのミクロネシア紀行文で構成されており、1つはミクロネシア連邦のポンペイ島(今回の航海の寄港地になっている)とコスラエ島(今回の航海の寄港地になっている)の間に位置するピンゲラップ島への旅。ピンゲラップ島は先天性全色盲の人口比率が8%以上という特殊な島で、そこへ自身が全色盲であるノルウェーのクヌート・ノルドビー博士を連れて行く興味深く感動的な短い紀行文である。もちろん楽しいポンペイ島滞在記も含む。
 何故ピンゲラップ島が全色盲の島になってしまったかというと理由がある。18世紀の後半にピンゲラップ島付近で巨大な台風が発生し、その台風の被害により約1000人の人口が50人程度まで減少した。その50人の中に先天性全色盲の人間が1人含まれていた。そのため全色盲の人口割合が劇的に上がりその結果が今なのだという。1人生き残った全色盲者は王族だったとも書かれている。南の島がいかに些細なことで生態系を変えてしまうかがよく分かる話である。小さな島での異変は動植物に限らず人間にさえこれだけの影響を与えてしまうのである。

 もう1つの紀行文は、ミクロネシアのグアム島でのチャモロ人固有の風土病の取材。この紀行文もとても良い。この病気がグアム島以外に存在する唯一の場所が日本の和歌山県であるというところも興味深い。2007航海ではグアム島には行かないため説明は省く。読んでのお楽しみ。

 ところでオリヴァー・サックスはニューヨークに住んでいるから「島めぐり便」という最初の章を読めばわかるように、アメリカ本土→ハワイ→ジョンストン環礁→マーシャル諸島のマジュロ環礁(今回の航海の寄港地になっている)→クワジェリン環礁→ミクロネシア連邦のポンペイ島→ピンゲラップ島とアイランドホッピングをする。ハワイの次が現在ホクレア、マイスが目指しているジョンストン環礁だ。ホクレア、マイスの寄港地に照らし合わせると面白い。
 そのジョンストン環礁のジョンストン島。周囲数百キロ以上にわたって何も無い太平洋の孤島はアメリカの軍事施設となっており、現在は撤去清掃が行われいるが過去は核ミサイルの実験場その後は化学兵器の保管庫になっていた。現在も一般人が降りることは不可能である。この本ではジョンストン環礁ついて書かれているのはほんの3ページほどであるが、オリヴァー・サックスが空調を切られ機内に閉じ込められるリアリティが追加されている。空港の反対側に行けば未だ放射能が検出される。
 そしてその後、クワジェリン環礁まで放射能の旅が続く。読みやすい紀行文なので興味のある方はどうぞ。

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2007/01/26

とりあえずGoogle MAP

 ホクレア、マイスが今どのあたりにいるか、公式blogの24日と25日に書かれていた位置をGoogle Mapで表示してみました。暇な方だけご参照下さい。たぶんマーカーをクリックすれば公式blogを表示します。

http://tornos.cocolog-nifty.com/blog/voyage/voyage2007-1.html

(追記)

 ということだったのですが、どうやらPVSのトラッキングも24日までですが動いているように見えますね。

http://hokulea.soest.hawaii.edu/

 ご要望?によりGoogle Mapでの航跡表示を継続することになりました。最初はテスト用に作っただけなので、ファイル名がそれらしくなくダサいのですがこのままでいきます。

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2007/01/25

パラオ8

 ホクレア、マイスは無事ステアリングの修理も完了し大航海に復帰したそうです。

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 食事のこと。

 数少ないパラオでの食事で、ここなら毎日1回食べに行ってもいいと思った店が「ふるさとレストラン」。日本の唯一のパラオガイドブックによれば、先代のオーナー(創業20年以上)が「ふるさと」という日本語の意味が気に入って店名にしたそうだ。店の名に「ふるさと」と日本語が付いているが日本人が経営してるわけでもなく、スタッフに日本語が話せる人がいるわけでもなく、日本語のメニューが出てくるわけでもない。

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 この店の何が良いかというと、パラオらしい雰囲気。ムーンかロンリープラネットのどちらかだったと思うが、午前は長老たちの集会の場になっているとのこと。ちょうど僕たちが少し遅い朝飯を食ってると、写真のようにパラワンのオジサンたちが続々と入口付近のテーブルに集まってきて、なかなか大きい声で演説ぶっている。これと外に見えるコロールの結構な車の流れと青い空を眺めながらのコーヒーは美味い。ただしスタッフは暇だとちょっとコーヒーをすするだけで即、コーヒーを注ぎに来る。おかわり無料とはいえ飲む方は忙しい。

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 ところでここで一番気に入った料理が「フィッシュステーキ・ウィズ・レモンバターソース」名前のとおりだがシンプルでとても爽やかで美味い。とにかくパラオは全体的に魚が美味い。ライスも付いてくるが、日本人だったためか「サービス」と言って味噌汁が付いてきた。皆スープがついてきてるのかもしれないけど。それにフィリピン料理の朝食プレートなども美味い。
 注意点としては結構量が多いこと。普通の大人が1人で複数の料理はたぶんキツイ。それに鶏肉料理はパラオ全体でテイストレスの傾向にある。それに歴史的にもパラオ全体でオリエンタルな料理の傾向があるので、そういうのが苦手な田舎の欧米人には食べ物がつらい可能性があるとのこと。

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2007/01/23

いつか楽園で!

Ituraku

 下火になったと言われている今日この頃、家族そろって韓国ドラマにはまってる。2年ほど前にスカパーで放送していたらしいというそのドラマが「いつか楽園で! 」。そういえばその前にも「バリでの出来事」という韓国ドラマにはまっていたような。

 家族そろってこういうドラマが好きなのか2つとも似たような展開で、どちらも海外リゾートロケがあって、どちらも金持ちの我がままな御曹司と努力で上り詰めた男と普通の女性の三角関係がしつこく展開する。しっかりパターン化しているんだけどこれが観てるとやめられなくなる。だから是非は別として何回もレンタルして観るのはもったいないということで2つともDVDセットが我が家にある。

 おかげで我が家を韓国ドラマのファンと間違えて、韓国ドラマを録画したビデオを定期的に送ってくる人までいる。善意なのでまことに申し訳ないのだけど、この2つ以外は韓国ドラマをちゃんと見たことが無い。
 でも近所に最近になって急に「冬のソナタ」にはまりはじめた人がいるから、それに比べればまだ可愛いほうだなと考えてみる。

(つまり、こんな記事まで「Hokule'a Unofficial Supporters of Nippon WEB」の「Planet Hokule'a」に出てしまうわけでこれがさらに申し訳ない。フィルターとかないのかなぁ)

いつか楽園で! BOX
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009JCW5S/tornose140-22
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009JCW62/tornose140-22

バリでの出来事 DVD-BOX
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0006NKDIK/tornose140-22

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2007/01/20

出航

 ホクレア、マイス及びカマヘレが現地時間1月19日(金)の17:50頃に出航したようです。まずサウスポイントへ向かうとのこと。
 とりあえず発表当時から予定が変わっていないことを前提に第1ラウンドのミクロネシアレグに遅れた日数を無条件に加味したものを以下に記します。

(1/21追記)

当初予想された行程より細かい情報が出ています。(既に出ていたのかもしれない、見落としてました) もっと細かく他の島にも泊まるようです。従って各島の滞在日数も当初よりだいぶ短いようです。失礼しました。

以下、PVSのURLをご参照下さい。

http://pvs.kcc.hawaii.edu/2007voyage/2007sailplan.html

さらにどちらかのカヌーのステアリングに不具合があって修理の為に一時コナに戻ったとの事です。数日で航海に復帰するでしょう。

 潮流のヤニューよ、波のヤニューよ、無事にミクロネシアへ3隻の船を届けてください。航海の神よ、彼らを危機からお守り下さい。ワーアリゲリク、ビッグ・マハロ。

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2007/01/18

貸切等の手配承ります?

 ホクレア、マイス及びカマヘレの出航は現地時間1月18日(木)の早朝→強風のため現地時間1月19日午後に再検討(出航できない理由が強風だけになりましたね)になったということで少し間が空きました。それにしてもやっと大冒険が始まるわけです。楽しみですね。みんな毎日トラッキング合戦しましょうね。

 そういえば横道にそれますが、サタワル島の航海カヌー、シミオン・ホクレアでヤップ島ーパラオ間の航海に参加してマイス建造の丁稚奉公に行きちょっと前にもマウ・ピアイルック(ピアイルグ)さんのところへ行っていた謎のミクロネシア旅行者(これじゃ全然謎じゃないなぁ)sazayoさんが、この3月に地元カヌーによるサタワル島-サイパン島の航海が計画されていると言ってたのがかなり気になってしかたありませんでした。
 サイパン島にはサタワル島をはじめミクロネシアの各地からの出稼ぎ・移住者が大勢います。サタワル島-サイパン島の大航海は久しぶりなんじゃないかなぁ。以前サイパン在住のカロリニアンの方から、彼が子供の頃にオラが村に入ってきたマウさんのカヌーの話を聞いて以来、その光景を何度も想像してました。
 このままいけばちょうどサタワル島からパラオ共和国のあたりをホクレアが走っている(または泊まっている)時期と重なり、なんと2つの大航海があのあたりで展開されてるということになります。なんというか僕には、そのカロリニアン気風っていうのがどうにも好きなわけでその時期はそのミニ大航海をちょっと応援したくなっちゃうわけです。

 そういうわけでサイパン島が気になって、久しぶりにサイパン地球人村のサイトに行ってみました。そこではマウさんのご子息ヘンリーさんのカヌーに乗れるというアトラクションをやってるわけです。すると「定期運営は10月2日を持って一時運休・・・」と書いてあり、どうした?運営は上手くいってないのか?とあせり、続いてカロリニアン伝統カヌー体験のところを見ると・・・「貸切等の手配承ります。お問い合わせ下さい。」なんだそれは!となったわけです。
 ということで以前にも紹介しましたが(使いまわし!)、ホクレアそろそろ出航を記念して1年半ほど前に体験した大人$40または文化体験フリーコースに追加$20の内容を写真で再度紹介します。機会があれば是非ご家族でご体験下さい。

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 ハファダイビーチホテルの横の方に2隻のカヌーが放置されていました。僕が乗ったのはこの小さいほうです。その時は1人で貸切でした。(あまり人気がないとのスタッフ談あり)

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 大きい方は人数が多い時に出るようです。ちなみにMLで内田正洋さんに確認したところ、「Tarzan特別編集 ホクレア号について語ろう!」の106ページと108ページに写っているカヌーはこの大きい方だそうです。

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 スタッフの皆さんが覗き込んでいるのは、船底の穴(水抜き?)で、ふさぎ具合がどうも調子悪いという感じでした。ちなみにセールはキャプテンがどこからかトラックで運んでくるのに1時間ほどかかってしまい(ヤル気ない?)僕は歓迎のミクロネシアの踊りなど鑑賞したり、ビーチを歩いたりして過ごしました。

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 かなり重いのでみんなで丸太をごろごろさせながら海に運びます。

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 セールを取り付けます。かなりカッコイイです。取り付けるのにまた1時間ほどかかりました。セールは結構微妙に船体に取り付けて(置いて)あります。

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 別な角度から。

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 走り出すとそれは気持ちいいです。走る向きを変えるときはセールが前から後ろに行きます。ロープも僕のあたまの上をビュンビュンと飛びます。ちなみに彼が手に持っているのはお手製のツールで、これで船底にたまった水をかきだします。僕も少しやらされました。

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 ちなみに昨年のサイパン島ではフレームツリー・アート・フェスティバルの会場に上のほうが真っ白に塗られて飾られてました。今も現役なのかなぁ。心配。

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2007/01/16

ココログメンテ中にカヌーは出航するのか

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 @nifty殿はホクレア号やマイス号のことをご存知ないようで、どうやら本日(1/16)の15時から明日(1/17)の15時までの24時間、ココログはメンテナンスを実施するようです。ちなみにメンテ中は閲覧は出来ますが投稿やコメントは受け付けないようです。

 そういうわけで本日はチュークからサイパン島へ出稼ぎ(プール監視員)に来てたバカボンのパパさんの刺青です。馬鹿正直に「Chuuk」と彫ってありますがこのように腕をまげるとCが見えません。飲み物をおごってくれた良い人でした。
 最近の僕といえば、ミクロネシアの方々のあの「しかめっ面」が「しかめっ面」ではなくて「普通の顔」運がよければ「笑顔」に見えるようになったあたりがここ数年の最大の成果ではないかと思ってます。

ついでにHonolulu Advertiserのここ(http://the.honoluluadvertiser.com/specials/hokulea07/)はニュースだけじゃなくて独自のblogやPVSへのリンクなど分かりやすくまとまっていて良いブックマークじゃないかと思います。

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2007/01/15

チューブレス対トップレス

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 昨日は十数名のO2仲間と一緒に、日立~笠間往復(自宅~集合場所込み)-笠間街道ルートで124km、久しぶりにまともに自転車のりました。とにかく近所への買い物以外では沖縄以来の2ヶ月ぶりのロング?ライド。
 スローペースの第2班とともに平気なふりをして走ってましたが、体のほうはかなりやばかったです。特にこうも暫く自転車に乗っていないと、上りかどうかはっきりしないあの緩い上り坂が続くと本当に調子が狂います。今回は既に静神社すぎの最初のゆる~い上り坂で左太ももに痙攣の兆し、一気に皆さんに抜かれます。帰りもゆる~い中山峠で左太ももに痙攣の兆し、またまた一気に皆さんに抜かれます。正直、以前へたれた夏の日立~那須往復(200km強)より疲れました。距離は約倍なのに、あの時は横っ腹が1回痛くなったのと道に迷ってはぐれただけだもんなぁ。最後にはぐれてからはなぜか絶好調で走ってたし。

 笠間稲荷はこんな時期でも参拝者でいっぱいで、僕もやっと初詣ができてお守りも買えて良かったかな。
 ちなみに昼飯時はハイペース組の第1班のテーブルが自転車の話題で盛り上がっているにもかかわらず第2班のテーブルは自転車の話なんて一切なし。向こうがチューブレスのタイヤの話で盛り上がっているところにこっちはヤップ島のトップレスの話(僕のせいか?)をしている始末。こりゃスキルの差は歴然ですね。おみくじは大吉なるも昭和39年生まれ、本当に今年は大丈夫なのだろうか。

 しかし笠間稲荷でこの格好でこの集団はういてたと思います。

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2007/01/13

昨日のホクレア

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 横浜のネット不毛地帯に居る間にホクレア号が動き始めたので何も書けてませんが、昨日はいろんなところで目撃情報が出てきてますね。
 日本語版航海ブログも密かに相変わらずの怪しい和訳で更新されて、はたして本家に追いついていけるのか!?

 記念にホクレア号の写真でもと思ったのですが、そんなもの持っていないので代わりに・・・、日本には12回行ったなんて言いながらこのサインは!相手がイギリス人だったらこりゃケンカになってますよ。

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2007/01/10

チェチェメニ号の冒険

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 映画「チェチェメニ号の冒険」-おかしなもので観てなかった。少々expensiveではあるけどミクロネシアでの生活や航海カヌーに興味があるなら、買って家庭で何回でも鑑賞する価値のある映画。海工房さんからも丁寧なパッケージで届いたしね。サイパン島のシーンはちょっと複雑な気持ちだったなぁ。
 これを観たらあらためて、今回のホクレア号の日本へのルートは北マリアナコースじゃなくてパラオから上がって行くんだっけ、なんて考えたり。

(有) 海工房
http://www.umikoubou.co.jp/2ndindex/index_j.html

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2007/01/08

パラオ7

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 ホテルのこと、その2。

 パラオ・プランテーション・リゾートの後は、説明の必要もないほど有名なパラオ・パシフィック・リゾート(http://palauppr.com/)へ移動した。しかしこの2つのホテルは名前が似てる。
 旅先の印象は想像以上にホテル次第で違う場所に行ったくらいに大きく変わる。なので初めて行く場所は出来れば2ヵ所は泊まりたい。

 このホテルに来てちょっと驚いた。何から何までサイパン島のアクア・リゾート・クラブ(http://www.aquaresortsaipan.com/jpn/index.html)にそっくりなのだ。正確に言えばパラオ・パシフィック・リゾートが先に出来たわけだから逆なんだろうけど。ホテル全体の設計からコンセプトまで99%そっくりと言っても言い過ぎではないだろう。この2つどういう関係か分からないが、同じグループのホテルでもここまでホテルどうしが似ているのは○横インくらいしか記憶に無いな。
 とにかくアクア・リゾートに2回ほど泊まったことがあるせいか、歩いていると時々サイパン島にいる気分になってしまった。(どちらも初めて泊まるに人にはどうでもよい話)

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 さてこのホテルの特徴。まずビーチがある。人工ビーチだがビーチがあるっていうのがパラオでは珍しいらしい。
 たしかに別な島に行けばコロール州に比べて不便だが、ここより素朴で値段も安くマリンスポーツも楽しめる良さげなオン・ザ・ビーチのホテルがあることはある。
 ホテルに近いところの珊瑚礁はいまいちだがちょっと離れれば珊瑚礁もよくなり魚も多くホテルのビーチとしてはなかなか綺麗だ。泊まった部屋はプールの目の前(オーシャンビュー、実感としてはプールハットビュー)だったので子供をプールやビーチに連れて行くのもとても楽だった。プールの横には温水のジャクージーもあって白人どもが占領していない時は気持ちよく浸かった。
 スタッフは前のホテルに比べれば客にあまりかまわないが、プールハットのスタッフは息子にかなり愛想が良かった。概ねミクロネシアのホテルでプールの監視員をやっているのはサービス関係としては珍しくミクロネシア人だ。今回は彼らの腕に彫った刺青についての聞き取り調査を忘れた。結構出身地などにちなんだ刺青が彫ってあったりする。
 ちょっとしたトレッキングコースもあるし、ビーチ前でのカヤッキングは特に気持ちいい。少し進めば魚が水上をピョンピョン飛んでるし、沢山の海鳥たちが漁を行っているそのギリギリまで近づいて観察できた。浅瀬ではタコノマクラもいたことだしカヤック&スノーケリングが一番オススメだ。

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 このパシフィック・リゾートにはパラオマニアにはたまらないところもある。ホテルのフロント前や部屋の中に土方久功氏の彫刻や絵画が飾ってあるのである。これに注目する宿泊客は少ないと思うのだが(観てる人なんてひとりもいなかった)、ホテルももう少しアピールすべきではないのかな。ちなみに土方氏の作品が飾ってあると言う事でこのホテルも「世界ふしぎ発見」で紹介されていた。なんだか結果的に番組にのせられてホテル選びをしたみたいな・・・違うんだけど。
 ちなみにこの土方氏のパラオへの貢献度は高い。パラオの芸術として有名なイタボリ(ストーリーボードという英語のちょっと冴えない呼び方もある)をパラオに定着させたのも土方氏だ。日本での知名度が低いのも残念。ミクロネシアの記憶は敗戦と共に棄てられたのだ。

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 このホテルで個人的に要望があるとすれば、1つは部屋じゃないかと思う。内装やデザインに古さを感じる。サイパン島やグアム島などでは経営に行き詰った日系のホテルが他の国の方に引き取られることで大リノベーションをして狭い部屋なりに最大限に快適になったホテルもある。その点でここは少々硬直化しているような感じがする。それにホテル内物価が高すぎる。直接的にはこれが一番辛かった。コロール市内から離れているのにショップの特に日用品が充実していないのもちょっと難。そういうところで宿泊客にさりげなくサービス出来るところが高級ホテルなのだと思う。
 それにさらに個人的な感想(なので他の宿泊客にはあてはまらないとは思うけど)としてはレストランのディナーでのポリネシアンダンス。たしかに他のミクロネシアに比べポリネシア系の人たちが多いのは分かる。でも未だ露骨に超有名なハワイアンやタヒチアンだけで客を喜ばせるのはどうかなぁ。ポリネシアンにケチをつけてるんじゃない。やってる曲が腑に落ちないの。さらにミクロネシア、パラオ(となりのヤップ島でもいいよ)にだってもっとカッコイイ歌やダンスがあるはず。
  ちなみに今回はすぐ隣のロビーでクリスマスシーズンにちなんで何処かの教会の小さな聖歌隊がクリスマスソングを披露していたが、時間がかぶって客が全て陽気なポリネシアンダンスに流れてしまった。それも寂しかった。

 と、ホテルマニアでもないのにホテルのことを書いて、特にこのホテルには長年のファンも大勢いるので申し訳ないけど、ミクロネシアで最高の知名度のホテルとしてはそろそろ動く時期なんじゃないかな。
 色々書いたけど、今回の印象としてはビーチもありホテル全体が明るく子連れファミリーにとても良いのではないかと思った。実際、子供たちは皆ご機嫌の様子だった。

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2007/01/06

Honolulu Advertiserの記事

 ホクレア号、出発は遅れてますがサンドアイランドでのセレモニーは行われたようです(1月4日)。後はナイノア・トンプソン氏の話です。

 ナイノア・トンプソンほかバッファロー・ケアウラナ、デューキー・カウフル、ビリー・リチャーズ、メル・キニーなどオリジナル・クルーの姿が見えますね。(敬称略)
 綺麗な虹もかかって幸先が良いですね。

http://the.honoluluadvertiser.com/article/2007/Jan/05/ln/FP701050348.html

 またPVSのblogから上記他いくつかの記事へのリンクがあります。
 ニュースビデオなどもあって雰囲気が伝わります。日本からも誰か見に行ったんでしょうね。

 あ、それにパラオから横浜まではチャド・ババヤーン氏のようです!ナイノア氏はフレキシブルなようですね。

 それにマイス号、来週末をにらんで日曜除いて毎日働いてるとの事。来るんならちょい飯でも持ってきたらみたいな事が書かれてます。何をやっているのか知りたいところです。日本語版blogには全然反映されないね。

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2007/01/05

パラオ6

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 ホテルのこと。

 パラオは初めてだし小さな息子もいるしダイビングもしないので、2つのリゾートらしいリゾートに泊まった。その最初の3泊がパラオ・プランテーション・リゾート(http://www.palau-resort.com/)。

 プランテーションとはなかなか穏やかじゃない名前のホテルだけどここは良かった。贅沢な造りだがなかなかパラオに溶け込んだホテルだと思う。立地も海から離れており最初の2日間はほぼ海を見ないパラオを過ごした。もともとビーチも少ないパラオだし、最初から南洋=ビーチの能天気なパワーを受けるとちょっと疲れちゃうし、場所柄とても静かで気持ちも穏やかになる。

 プランテーション・リゾートはコロール市内のアサヒフィールドからちょっと奥に入った民家がぽつぽつと立ち並ぶエリアにある。歩いてみるとコロール市内からホテルまでゆっくり写真を撮りながら歩いても10分程度。アバイ・アイスでタピオカ入りのソルべを買って食べながら帰って半分程度消費するくらいだから歩くには丁度良い距離だ。民家やタロイモ畑や学校などが見れて楽しい。ただし暗くなるとほんとに暗い道のりなので道を覚えてないと迷うかもしれない。そのときは夕方から1時間おきに市内と往復する無料シャトルを利用したほうが良い。所要時間も5分程度。
 余談だけど最初に書いたアサヒフィールドは、南洋庁時代からある現在も現役の野球場でさまざまなイベントが行われる。独立記念の式典に日本からの祝電がなかったのはあまりに有名な話。裏には戦車が転がっている。

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 繰り返してしまうけどプランテーション・リゾートは民家の間にあって、さらにこのエリアはタロイモ畑が多く、その風景を生かすように造られている。建物はパラオの高床式と椰子葺き屋根で、リゾート全体が木材と石をベースに造られている。息子3才が「なんで全部木なの?」と何回も聞くくらいのネイチャーリゾートぶり。

 稼動部屋数は19部屋でバリ島旅行などに慣れてる人だったらこのくらいのたたずまいがちょうど良いだろう。約100平米のスイートヴィラはフロントの上階にあり見晴らしもよく、ちょっとは海も見えるらしい(定員7名対応のスペシャルスイートという部屋は好みが分かれると思う)。たぶん主力のカテゴリーになる約50平米のスーペリアコテージは1棟1部屋のコテージでタロイモ畑が目の前に広がる。バルコニーが馬鹿でかく気持ち良い。プレミアムキャビンは約30平米で少々狭くシャワーのみだが海側の部屋は眺めが良いらしい。

 そういうことで僕たちはスーペリアコテージに泊まった。部屋も外の光が沢山取り込めて明るく、バルコニーに至ってはタロイモ畑を前にゆっくり寛げて気持ちよい。しかしタロイモ畑というのはノンビリしたもんだなぁ。日に2、3回女性が見回りにくる程度だ。他に多数の鳥たちと犬が2、3匹。男どもはタロイモ畑には入らず農道の端を歩いてるし、それにしてもパラオでは飼い猿は見たけど猫を見なかったなぁ。
 それにこのホテル、南国の必須アイテム「蚊取り線香」がある。これに火をつけると蚊がいるとかいないとかに関係なく南国のムードが満開になる。それに嬉しいことにヤモリがバルコニーにちょろちょろ顔を出す。柱や葉には馬鹿でかいカタツムリが張り付いている。それに多数の南洋植物が無造作に植えられていて、これは意外と他のホテルに行くとその種類の多さがよく分かる。
 アメニティも十分過ぎるほど用意されてるし、トイレはウォシュレット付き。風呂には気分良く植物も植えられた箱庭も付いている。それに変なベッドメイキングに女性が大好きなアロマキャンドル。なぜだか充電式カンテラも2つあるぞ。

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 ホテルの施設はレストランが2つ(1つは1日一組だけしか対応しないらしい)、プール、オープンエアなジャグジーバス(使ってないからレポート出来ません)、サウナ(使ってないからレポート出来ません)、ビリヤード(使ってないからレポート出来ません)、ギフトショップ。ところでこのギフトショップの名前「アジアングッズ・ギフトショップ」であれ?と思うけど、パラオに来て分かったけどアジアングッズっていうのはまんざら可笑しな名前じゃないのだ。それにダイビング機材の洗い場・乾燥室。
 その他、スタッフはほとんどがフィリピンの方で対応も良い。子供がいる時は特に実感する。フィリピンの女性はとても子供好きなのだ。

 そんな中で要望があるとするとまずエアコン。これが五月蝿くて効きが悪い。ただこの効きの悪さは体調維持には良かったと思う。その後、他のホテルに移動したら部屋があまりに寒くて死ぬかと思った。だから音だけ。かなり高い天井だけどそこにファンがあると良いと思う。それにプールというかプールの周り。もう少し寛ぎやすい設計にすべきだったと思う。泳がなければ利用しづらい。最後の要望はインターネットの閲覧環境かな。ITラウンジが開業予定とのことだけどいつ出来るのかな。

 とにかく夜のバルコニーも気持ち良いし、朝日が射しはじめる時間は特に良い。ホテル代をケチらなくてすむ人にお勧め。
 あ、そういえばこのホテル、「世界ふしぎ発見」でアバイを模した入り口の絵についてオーナーか誰かが説明してたことを思い出したよ。

 しかしホテルレポートというのは慣れないなぁ。

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2007/01/04

Honolulu Star-Bulletinの記事

 プーコさんからのTBを辿ると、Honolulu Star-Bulletinにも1月3日付けでホクレア号の記事が出ています。(http://starbulletin.com/2007/01/03/news/story06.html

 こちらはハワイーポナペ間のウェイファインダーであるブルース・ブランケンフェルド氏の話を中心に書かれています。
 ミクロネシアの島々の平べったさ、星の角度、海鳥、エル・ニーニョのことなど簡単ではありますがウェイファインディングについて語られていて良いですね。
 とりあえず11人のクルーとは?それにマイス号には誰が乗るんでしょうか?

 それにしても本来の出航予定に合わせてハワイ行きのチケットを購入した方々。これはホクレアに活を入れに行ったり、なんならビッグアイランドに飛んでマイス号の何かしかのお手伝いがハワイで出来る最後のチャンスかもしれませんよ。

 というところにwestさんblogにたぶん12日あたりにオアフを出航しビッグアイランドにはよらずにカフォラヴェで合流かもなんて情報が出てきて、そうなるとさすがにカフォラヴェですからホクレア号とマイス号が一緒に走る姿を見るのはホントに難しいでしょうね。
 ですから、やはりミクロネシアでホクレア号とマイス号を同時に見るというのはどうでしょう?ヤップ島でホクレア号、マイス号を見て、パラオで海三昧というのは。いいところですよ。

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ホクレア号出航延期の件

 ホクレア号のミクロネシア、日本航海について出航が遅れるとのことです。いくつかのサイトで既にホノルル・アドバタイザーの記事が紹介されてますがここでも紹介します。

 ホノルル・アドバタイザーの記事(1月3日付)要約というかそのままです。

・サンドアイランドのマリン・エデュケーション&トレーニング・センター(METC)で予定していた出航のセレモニーは強風が予想されるため延期されるようです。この強い貿易風は1月5日から7日にかけて弱まる見込み。

・ハワイーポナペ間のウェイファインダーはブルース・ブランケンフェルド氏(78年からホクレア号に搭乗しているホクレア号の中心人物です。第2世代のウェイファインダー)。

・ミクロネシアレグのウェイファインダーはナイノア・トンプソン氏(パラオ共和国以降のウェイファインダーについては言及ありません)。

・このホクレア号の航海には2つのゴールが設定されています。まずマウ・ピアイルック氏への贈り物である航海カヌー、マイス号(Alingano Maisu)をミクロネシアまでエスコートすること。続いてハワイと日本の歴史的関係を記念して日本の島々を訪問することです。

・ホクレア号はまずビッグアイランド(ハワイ島)のカワイハエを目指します。そこでマイス号と合流します。この全長57フィートのダブルカヌーはマカリィ・プロジェクト(Na Kalai Wa'a Moku O Hawai'i)によって建造されました。

・1月のほとんどがハワイーマーシャル諸島の航海となります。そしてミクロネシアをアイランド・ホッピングしながらアロハ・メディカル・ミッションから派遣された医療チームによって各島での検診・医療活動が行われます。マウ氏のいるサタワル島へは2月末に到着すると予想しています。その後ホクレア号は日本を目指しますが、マイス号はミクロネシアに残ります。

・(その他、マウ氏の紹介、ナイノア氏との関係、ポリネシアーミクロネシアの関係等等簡単に説明)

 さらにwestさんblogによれば理由は不明ですがマイス号が11日まで出航できないとのことですから少なくともカワイハエを発つのはそれ以降ということでしょう。

 そんなこんなで1月4日~6日にハワイ行きを予定されていた方はちょっと残念でしょう。なかなか社会人はこんなフレキシブルなホクレア号についていくのは大変だと思いますが、とりあえず国外でホクレア号を見たい方はパラオ共和国が狙い目です。もともとの予定では3月中旬に海洋調査や日本への準備もあってか約2週間、ホクレア号はパラオに釘付けになるはずです。
 ではありますが今回の出航遅延で既にパラオ入りは遅れるのではないかと予想されますしほとんど未知のスケジュールですから、とりあえずミクロネシアレグに入ったらまた考えましょう。

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2007/01/01

謹賀新年

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新年明けましておめでとうございます。

今年はついにホクレア号のハワイ-ミクロネシア-日本航海本番です。
気合入れて応援しましょう。
では本年もよろしくお願いします。

(谷崎潤一郎療養の地、会瀬海岸にて 元日)

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