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2005/04/26

AMANEWS

photo82

 タヒチのアマンリゾーツに泊まって何年も経つのに先日も香港からAMANEWSが届いた。これっていつまで続くんだろう?リストから外れるのはいつなのか。それにしても律儀な会社だ。
 そろそろ暖かいところでべろーん-とノンビリしたいな-なんて思っていたから、最近は届いても目を通してなかったAMANEWSにも目が行く。

 AMANEWSを見てたらホテルのGMを思い出してきた(ホテル関係者ということで)。リージェント香港から来たあのGMはまだいるのか?あの時ブラブラ抱いてた子供は大きくなっただろう(欧米人だし)。
 ホテル主催の「日本人の夕べ」は面白かったな-最初は変な集まりだと思ったけど沢山の人と仲良く慣れたし。(「アメリカ人の夕べ」もあるらしい)その夕べでの会話、GM「香港はどこのホテルに泊まったの?」、僕「忘れたな(本当は君のリージェントの足元にも及ばない安ホテル)」、GM「仕方ないよね。子供だったんだから」、初めて香港に行ったのは22歳だったけどね。とにかく香港に行ったときは一生に一度の海外だと思って祖父の葬式をキャンセルして行ったけど、その後海外旅行にはまり何回も行くとは。お祖父さん申し訳ないです。(香港の海も中々のものですよ)

 うだうだ書いていたけど、とにかくどこか暖かいところに行ってノンビリしたいのです。社会勉強なんてどうでもいいからリゾート。でもゴールデンウィークは「整理整頓も出来ない人間に旅行に行く資格なし!」と言われたため今回はどこにも行かず毎日掃除をする予定です。

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2005/04/25

侯孝賢傑作選その後

 10年ほど前、開港したばかりのKIX行きの電車を泉佐野駅のホームで待っていた。僕より少し年上のHさんが「ねえtornosさん(仮名)、ホウ・シャオシェンの映画観たことある?」と聞いてきた。思い出してみると他人から侯孝賢の名前を聞いたのは初めてだった。
 とりあえず「恋恋風塵」と「悲情城市」は何回か観ていたし、以前Hさんの趣味の写真をちらっと見せてもらい何枚かが「川の流れに草は青々」の1シーンみたいだなと思っていたから、そのあたりの話をすると「侯孝賢好きなの?だったら個展を笠間でやるから来てよ」と言われ笠間へ行った。

 その頃は侯孝賢風味の写真を撮る人が結構いたように思う。田んぼの中に子供を添えてロングショットで撮ったりしたような写真だ。いかにもつくりましたって感じを受ける人も多いだろうが、そういう写真を撮りたくなる気持ちは分かった。侯孝賢のロングショットがあまりに魅力的だからだ。
 「恋恋風塵」のインタビューで主演の王晶文が「引き算の監督」と表現してたけど、引き算というのは難しい。説明となるものが整理されて引かれていく。80年代以降、台湾から来た映画は全体として引き算の映画が多い。引き算の上にロングショットで事象がずっと遠くで発生するから気持ちを入り込ませるにはちょっと苦労する。しばらくするとこの感触に慣れてきてその風景を含めたロングショットの映像全体がストーリーを表現していることに気づく。ロングショットっていうのは沢山のものを写しこむわけだから実は引いたものを補って余るほどの足し算になる。映像全体で映画を語らせようと苦心する李屏賓を代表するそれらのショットは圧倒的だった。だから僕でさえ以前はロケ地、たとえば九[イ分]などに行ってみたいなんて思ったくらいだから、侯孝賢映画のロケ地は観光地となった。

 予約した「侯孝賢傑作選DVD-BOX 80年代篇」が届いて久しぶりに初DVD化された「恋恋風塵」と「童年往事」を観た。初めて「恋恋風塵」を観たときは僕も20代で感情が入りすぎて泣いてしまった。しかし今回は冷静に観ることとなった。それを知ったとき少し恐ろしい気もしたが、何故だろうと悩みながら結局は何時の間にか映像に集中できるようになると、侯孝賢作品で以前は感じ取れなかった活力を感じるようになった。ついでに最近の中国などでのデモ映像などでゲンナリしていたところを立て直してくれるような効果もあった。侯孝賢のさらりとした映像に登場する日本統治、二・二八、大陸での内戦などのエピソードはナショナリズムを煽るつまらないニュース映像とは別のものだ。最後に残ったのは兵役の感触が実感できない自分だったけど、これは日本にいるかぎり解決できないことだと思った。

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2005/04/21

おとなしいアメリカ人その後

 この一週間、変なウィルスにやられてた。熱が出た後、体中が筋肉痛になる。病院の薬(風邪でしょう)は全然効かなくて熱が退いてからは筋肉痛からくる頭痛を和らげるのに市販の頭痛薬が良かった。現状はやや回復。

 ところで何にも出来ないのでTVを観てるだけの毎日。おかげで中国各地で起きているデモのニュースばかり見ることになる。
 僕自身は中国映画の大ファンなのでデモの映像を見てると少々困惑する。とは言っても中国映画が絶頂期だった天安門事件前後の映画が中心だけど。その頃の民衆の気持ちと今のデモに参加する人たちにはどの程度の違いがあるのか数々の一揆も含め計り知れない。それに相変わらず地上波だけではどうも具体的な情報がつかめない。自由な報道が出来ない中国も、現状のような報道が主体の日本も大雑把に言ってあまり違いが無いような気もする。第三国の報道とかに期待するしかないのか-その点はいくつかのblogが力を割いているようだから読んでみよう。
 しかし中国政府もうまくやらないと陳凱歌が「子供たちの王様」で描いていたような中国何千年もの悪循環を自らまた断ち切れずに終わってしまうんじゃないのか。

billted  TVはデモのニュースばかりではなくて、テレビ東京の例の昼の映画で「ビルとテッドの大冒険」→amazon.co.jpを放映していた。これはちょっと良かった。いわゆるキアヌ・リーヴス週間だったらしく「ビルとテッドの地獄旅行」→amazon.co.jpも期待したけど、こっちは放映されなかった。80年代のノリには救われる。
 そのノリで、久しぶりにTUTAYAに行って映画を借りて観た。
 でも店に並んでいるタイトルを眺めても何がどのような映画で何が話題になっているのかさっぱり分からない。だから、たまたま想像がついた映画「愛の落日」→amazon.co.jpを借りる。グレアム・グリーンの原作「おとなしいアメリカ人」を読んでいたから。9月に読んでの今だけど原作のほうは大変面白かったので頭の中にもかなり残っていた。

q-a-movie  監督のフィリップ・ノイスは前作の「裸足の1500マイル(Rabbit Proof Fence)」からクリストファー・ドイルと組んでいる。ドイルというと香港映画ってイメージが強いが「サイコ」のリメークあたりから香港の外に活躍の場を広げているらしい。個人的には隔離同化政策下の混血アボリジニ姉妹の脱走劇というシンプルなストーリーにドイルの広角レンズがうるさく感じて、もっと落ち着いた撮影のほうがテーマが伝わっていいのにと思っていたから今回も少し警戒していた。
 結果としてはレンズを覗き込んで歪んだ顔で語るようなこともなく、レンズより手持ちのブレが気になったくらいで、ドアを開けて部屋に入る男~パンの間、広角で歪んだ部屋の様子を見せて~主要人物の3人をフレームいっぱいにとらえて止める、などはドイルらしい情感を表現した良い部分だと思った。

 ところで映画は原作の主要なエピソードは全ておさえて100分程度と丁度良い長さだった。大まかには国の関係と人間関係が比喩の掛け合いになってる。
 なんであんな枯れたマイケル・ケインがベトナム人のおねーちゃんとイチャイチャしてるのかとかは、原作を読んだ人間が隣にいるといいかもしれない。欲を言えば見張り塔の一連のシーンはマイケル・ケイン扮する主人公の心境を詳細に描写するところだから、もう少しじっくりやってもいいとは思った。
 映画で描かれるインドシナ戦争~ベトナム戦争への流れは最近の戦争を考える上でちょっとした参考になると思う。あとグレアム・グリーンらしいカトリック・ネタとか。

 最後に、不思議なことに立て続けに別の人間の著作でグレアム・グリーンに遭遇した。「おとなしいアメリカ人」を5回読んだグレアム・グリーンかぶれのアンソニー・ボーディンの「世界を食いつくせ!」とポール・セローが生前過ごしたアンティーブのアパートを訪ねる「ポール・セローの大地中海旅行」。前者は肉が大好き、後者はベジタリアン(でも魚は食べる)だった。

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2005/04/12

イラン×日本とiPod shuffle

shuffle

 少し前のことになっちゃうけど、3月25日は和歌山市駅の近所のラーメン屋で天津飯と餃子とビールをやりながらサッカーワールドカップ アジア地区最終予選のイラン×日本戦を観ていた。
 「今日は2-1でイランだな」という僕の非国民的発言を聞きつけた(となりで中華飯を食べていた)T君が「tornosさん(仮名)、月曜の昼飯でも賭けますか!」ときた。「おう!昼飯じゃなくてもっとましなのにしようよ、iPod shuffleとかさ」と僕が言うと「言いましたねえ~知りませんよお~(512MBですけど)」とT君うけてたち、結果、昨日から僕の手元にはiPod shuffleがある。
 周辺からは「iPod2つあってどうするの?しかも20代男性からせしめるなんて」と言われ「たしかに」とは思ったけど、使ってみると中々調子いい。ちょうどiPod 4Gは修理中だし。あとは使い分けをどうするかだけど、やはりT君気の毒だな・・・今度酒でもおごるか。

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2005/04/08

桜が咲いてるということで

 ここ7年くらい毎年のように3月から4月にかけて和歌山に来ているけど、不思議なことに和歌山城に桜が咲いているのをみたのは今年が初めてだ。明日(というか今日)は帰路につくので、どうせだから和歌山城の敷地を抜けて帰ろう。

 夜、ホテルに着くとせいぜい本を読むか深夜のメジャーリーグを観るか、はたまたいつの間にかTVに映っているもの(何故か韓国ドラマにあたる)をぼんやり眺めるかくらい。
 そういうわけで駅で買ったNewsweek日本版をパラパラ眺める。経済の話はどうも気分じゃないし(しかも僕が一度も利用したことが無いスターバックスコーヒーで読み解くなんて)、あとはヨハネ・パウロ2世とアルカイダと、映画のほうは「コーヒー&シガレッツ」のジャームッシュ・・・。
 スターバックスの後に「コーヒー&シガレッツ」が控えてるなんて、たった1ページとはいえバランスはとれた。そして内容と言えばジャームッシュに向かって「なぜコーヒーとタバコなのか」なんて質問はピントがずれてて面白い。もちろんタバコは身体に悪いが、この場は禁煙団体の主張を持ち出すより映画の話に専念したほうがいい。映画からタバコの煙が漏れてきて受動喫煙する心配もないと思う。ウディ・アレンの「カイロの紫のバラ」のように映画から人が飛び出してくるなんてやっぱり映画での話だ。

 桜に戻ると、そのNewsweek日本版には「独島の国に咲く桜は和解のメッセージ」というちょっと気を引くタイトルのコラムをコン・ヨンソクさんという方が書いていた。領土って言葉の意味が未だよく理解できない僕には領土問題を取り上げる資格はないとして、韓国でも最近は桜の季節に桜祭りをするとのこと。
 僕は桜=日本なんて全然思ってなかったけど、韓国では桜を植民地時代の古き悪しき日本の象徴と考えている方も多く、近年の融和的ムードで桜祭りが盛んになってきたらしい。ところが竹島(独島)問題はたまた独島(竹島)問題(何故今なのか考えてほしい)による反日感情の高騰で、桜祭りピンチか?というそんなコラムである。
 もちろんそこに桜が咲いているわけだから、散歩するのもお酒を飲むのも写真を撮るのも躊躇せず楽しむべきだろう。桜まで政治的な問題に引き込む必要はない。日本の花見なんて糞食らえの韓国の文化としての花見を育てていってほしいな。韓国の文化攻勢は続いてるよ。我が家ではチョ・インソンがブームだし。

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2005/04/07

4月も相変わらず忙しいなと何処に行ってもドイツ人

bali-yatai
 全て3月で片付く予定だったけど4月に入っても相変わらず。今週でなんとか始末をつけよう。親父にまで体を心配される有様だ。

 おかげで読んでる本もなかなか終わらない。「ポール・セローの大地中海旅行」はまだアルバニアを出たばかり。ポール・セロー(セルー)が旅先で度々ドイツ人を見かけることに少し皮肉めいたことを書いている。
 思い出してみるとたしかに僕も行く先々でドイツ人を見かけた。たしかに彼らは、まるで(広義での)オフシーズンを狙って来ているようだ。

 爆弾テロの直後にバリ島へ行った時、ウブドを歩いているのもサヌールを歩いているのも、欧米人といえばドイツ人だった。いつもは日本人ばかりが泊まっているホテルもドイツ人が占領している。タンジュン・サリのビーチで日光浴をしている欧米人の家族が全てドイツ人だと知った時は少々驚いた。あの時のバリ島に3世代で複数の家族でリゾートに来ている(消えてしまった日本人たちも不思議だけど)。他には「サヌールはホントに素敵!」と言っていたほのぼのとした人のいい日本人の新婚さん、それにプールに沈んでしまいそうなくらいに太って足だけ細い米国人のお婆さん姉妹くらい。

 ウブドでガムランを鑑賞後、僕たちが待たせていた車に先に(!)相乗りしていたドイツ人。「日本人?僕、京都に行ったことあるよ。なんでバリ島に来てるかって?こんなに空いてるのに逃す手ないよ。いつもはなかなかとれないホテルも簡単にとれるし、しかも安い!(意訳)」イメージ通り。京都へはもちろんオフ・シーズンに行ったんだろう。そしてやはりと言ってはなんだけど彼は車代は一切払わずホテルに消えてしまった。ヒッチハイク?

 ドイツ人の面子のために少し訂正すると、そういえばタヒチで一緒のツアーになったドイツ人夫婦は彼らとはちょっと異なる人種だった。英語の達者な妻と僕のように英語がまったくだめな夫。彼らはタヒチで一番高級なホテルに泊まり、海の中で抱き合ってくるくると回転していた。もちろんヨットを所有していた。先のような人ばかりではない。

 とにかく長期の休暇をとって南国に行けるのならなんでもいい。5月のバンコク行きもわけありで潰れた。ポール・セローのように500日くらいかけて旅行をしたいものだ。最近の僕と言ったらホント仕事しすぎだよ。

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