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2005/02/27

自転車

bali016
 某サイトで自転車の話を読んでいて子供の頃は自転車が大好きだったなと感慨深くなった。
 僕と12歳違いの叔父である自転車屋のMちゃんは、僕が小学4年生の頃に(微妙な存在かな)国体のスプリントの補欠選手だった。結局国体前の練習中にトラックで大怪我をして補欠でもなんでも無くなっちゃたけど。

 親父と叔父はとても仲が良くて、僕のために特別に自転車を作ることにした。叔父曰く「日本初の24インチでサイショッからロードレース仕様の自転車を作ってやる!」という意気込みで完成までに1年以上かかった。
 とにかくフレームに泥除けとかを付けるネジ穴とかもあってはいけないわけでオリジナルの部品を調達するのに時間がかかったらしい。真っ赤な自転車だった。
 出来た自転車は軽くて、小学4年生の僕でも片手でアパートの4階の自室に持っていけたのが小学生なりの自慢で、いつも大切に磨いていた。
 中学生になった或る日、引越し先でその自転車が盗まれた。1時間くらい目を離してた隙だったので凄いショックだった。で盗まれた自転車は後日、とある自転車屋で色を黒に塗り替えられていた(作業現場を目撃)。自分の自転車だってはっきり分かるほどのオリジナルだったからすぐ分かった。でも殴りこむ気力も失せていた。

 そういえばここ2~3年、全然体に気を使って無かったのでやばい感じになってきた。ホクレア号を迎えに行くためにも少し体を引き締めないと。自転車でもやるかな。

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2005/02/24

ウォーカー・ブラザーズと台湾ビール

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 今日は朝の2時にトラブル出勤し、朝の8時に着替え&仮眠のための移動の車の中、iPodに安いFMトランスミッターをつけて、眠くならないようにガンガンと音楽を鳴らしながら運転した。
 それで勝手にiPodが選んだのがウォーカー・ブラザーズの「ダンス天国~1st!」→amazon.co.jpだった。現役時代は日本でも凄い人気だったらしいけど、僕がバンドなどやってチャラチャラ遊んで人生を無駄にした80年代もスコット・ウォーカー大好きなんてミュージシャンがプロアマ問わず結構いた。
 車の中で曲がかかると強烈ウォール・オブ・サウンドで頭の中がエコーして運転に支障をきたすかと思ったけど、なかなか格好いいなこれ、と今更思う。スコット・ウォーカーの声がいい。

taiwan
 それにしても現在、某地で作業中の同僚は缶詰状態だ。本当なら今ごろ台湾ビールを飲みながら台湾ホームドラマを観て台湾料理を食べてるはずだった。だから携帯で撮ったので汚いのですが「台湾ビール」を。モンドセレクション5回も受賞。

 僕も飲みたいので「花兵衛/HANA BAY→http://hanabay.exblog.jp/へのTBしておこうと。

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2005/02/23

カカオ

cacau
 2月のはじめ頃、八重洲ブックセンターの南米文学とかの棚のあたりをうろちょろして内容も確認しないでジョルジェ・アマードの、「カカオ(彩流社)」→amazon.co.jpを買った。そろそろバレンタイン・デーなんて気持ちがはたらいたとは思えないけど、ブラジルの農園主が豪邸の2階からカカオ畑を眺めてるような風景は想像してた。

 そういう想像をした小説は結構プロレタリア文学(逆に農園主を見上げている)だったりするけど、これもジョルジェ・アマード自身が導入から「プロレタリア文学」を意識した記述をしている。そういう文学の性格上、日本で出版するのに時間を要した、とあとがきには書かれている。共産主義とか社会主義とかそっちは何か片付いてしまった感があるから、単に売り上がらないという判断なんだろうな。こういうノーベル候補レベルの作家の作品が日本ではなかなか手に出来ないあたりかな。
 文学って文字を外せば労働者階級あたりを指すんでしょうから、ちょっと脳味噌が疲れているので思想とかなんとかは外して、泥まみれになってカカオを作っている人たちの物語として楽むことにした。なんていっても舞台がバイーアってところが魅力だし。カルリーニョス・ブラウンとかもアマードのタイトルを引用したのがあるよね(勘違いかも)。

 話は少しとんでハワイについて思うこと。
 インドネシアとか台湾などの東南アジアや南米はたまたアフリカでは、宗主国に抑圧された解放の理想としてのプロレタリア文学が支持される、というステップを踏んでると思うけど、ハワイではそんなのすっ飛ばして色々盛り上がっているように感じてた。それはハワイ産のそういう文学を見つけられないからなんだけど。
 でももしかすると今のハワイってインドネシアでいう19世紀くらいなのかな。今のところ日本で出版されてるハワイ産の本はペレとか出てくるのばっかりだし判断つかない。 ハワイは温泉地のようによく作家が逃げてくる場所だから、太平洋のど真ん中とはいえ何か書けると思うけど。

 肝心の「カカオ」の内容書いてないけど許して下さい。

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2005/02/20

ハッテンワイン

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 ハッテンワインのラベルが写っている写真を探しましたがデジタルにおちてなかった-ので冷やしてあるのを。バリ島はほぼ赤道直下だから1年中葡萄が収穫できるんだって。軽くて飲みやすい(辛党にはパンチ足んないかな)。暑い所で冷やしたハッテンをグビグビやるのが美味い。初めて見たのはホテルのオーナーがリピート有難うって差し入れてくれたとき。

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 この写真は4度目の宿泊ありがとうということで、部屋にデイナーの差し入れがあったときのもの。夕暮れ時、セミオープンのリビングで田んぼを眺め蛙の声を聞きながらの料理は美味しかったなあ。でも(前にも書いたけど)アヒルを丸ごと土に埋めて蒸したやつが出てきた時にはビックリした。体内に卵まで入ってた。食後はアイスクリームで。

 ということでこれは、「花兵衛/HANA BAY→http://hanabay.exblog.jp/へのTB。

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2005/02/19

息子2度目の海外、歩く編

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 息子1歳7ヶ月にして早くも2度目の海外。僕の初海外は21歳。時代は変わった。
 そしてサイパンダに向って歩く。
 パンダがいないところでサイパンダも変だが、サイパンでコナコーヒーをお土産として買って帰る自分もなんだか。
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 そしてハードロックカフェのギターを見て「ギター!」と叫ぶ。(親馬鹿か)
 考えてみればハードロックカフェなんて行ったこと無い。凄いうるさそうだ。ジャズバーとどっちがうるさいかな。
 親父、恥ずかしいからハードロックカフェTやABCストアTやストーンズのベロTを着て歩くのやめてくれ。
 今日は脳がボンヤリしてます。

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2005/02/18

トラジャ

nandaka
 なんだかなあ。地震以来(いやその前からかも)仕事の予定が狂いはじめた。なんとか3月いっぱいでこの状況を脱出すべく明日も仕事決定。このままblogが手落ちがちになりそうな。

 そういえば親父とカフェでコーヒーを飲んでいたら「若い頃は喫茶店に行くときは蝶ネクタイをして行ったものだ。」と久々に外で飲んだコーヒーに感慨深げだった。そしてしばらく親父のコーヒートークが続いた。記録しておこう。たしかに僕が小さい頃、親父はよくコーヒー豆をフライパンでシャカシャカやってたなあ。自分でやったからって美味いかどうかは別の話だけど。コーヒーについて嬉しそう語る親父は25年以上ぶりのような気がする。

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2005/02/17

今日はトロピカリアだな

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 5月にカエタノが来日するっていうのでプレでチケットでもと思ったけど、その頃はバンコクあたりをブラブラしているような気がしたのでやめた。

 そこでiPodでブラブラしているとジルベルト・ジル e カエターノ・ベローゾの、「トロピカリア・ドイスTropicalia 2」→amazon.co.jpからCinema Novoが聴こえてきた。93年のアルバムだから・・・12年もたつの?歳もとるわけだ。当時あたりからMPBもなかなか流行ってて、ブラジル文学同様苦悩が滲んだ音が多くて、MPBがお洒落だとはとても思えなかったけど、今日みたいな天気で聞くとなんかいい気分だね。

【追記】
何か欲しいのあったなーと、思い出したバンデイロ(タンバリンみたいなやつ)。でもボウランみたいに息子のオモチャになっちゃうんだろうな。

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2005/02/16

真夜中のバラード

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 時期を逃した話題だけど、今年のグラミー賞はほぼ故レイ・チャールズだった(個人的にはBrian WilsonのMrs. O'Leary's CowがBest Rock Instrumental Performanceだったことが面白いなグラミー、だったけど)。
 僕はレイ・チャールズに特に思い入れはないけど、それでも大好きな曲が1曲あって映画のサウンドトラックに入っている。それが映画、「夜の大捜査線」→amazon.co.jpのオープニングでかかる「真夜中のバラード(In the Heat of the Night)」。

inTheHeatOfTheNight-mc
 「夜の大捜査線」を初めて観たのは小学生高学年の頃にテレビでだった。夜のアメリカ南部の田舎町に入る列車のぼやけた光。そこにビリー・プレストン(だったかな?)のオルガンにのってレイ・チャールズが歌うその曲が凄く印象的だった。まあ小学生にはソウルフルな伝道だった。2度目のテレビ放送を目撃したときはカセットテープをテレビの前に仕掛けて、なおかつベータマックスに録画した。
 「夜の大捜査線」は若きクインシー・ジョーンズが音楽を担当していて、映画全体にぎこちなくて独創的で魅力的なソウルで味付けをしている。これがまた素晴らしい。映画はしょぼいけど続編のほうもクインシー・ジョーンズがやっていて、都会を舞台にした映画に合わせてこざっぱりとファンキーなアレンジ。これがまた素晴らしい。
 以前「夜の大捜査線完全版」→amazon.co.jpというCDが発売されていたが、この2つの映画のサントラが一枚になっておまけも付いててレイ・チャールズの声だけでなく続くクインシー・ジョーンズの音楽が一体となって体感できて良い企画だった。

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 映画のほうに話題を移すと「夜の大捜査線」は「月の輝く夜に」や「ジーザス・クライスト・スーパースター」を撮ったノーマン・ジュイソン監督の初期の傑作。アメリカ南部の田舎町で展開する殺人事件とそこで展開する黒人に対する人種偏見をテーマに、最初は犯人とされたフィラデルフィアの刑事である黒人(シドニー・ポワチエ)と田舎の白人警察署長(ロッド・スタイガー)の二人の心の葛藤を描く。
 白人からみた行儀の良い黒人であるシドニー・ポワチエを使ったという点でスパイク・リーなどその後の黒人映像作家からは色々と言われているが(「ブラック・ムービー―アメリカ映画と黒人社会(講談社現代新書)」→amazon.co.jp参照。同じ頃シドニー・ポワチエは「いつも心に太陽を」でロンドンの中学教師になってるし。こっちはルルの曲がヒット)、少なくともこの映画はこの時代にあって人種差別に一石を投じたのは間違いない。僕も小学生ながら考えてしまったよ。

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2005/02/15

999円

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 最近テレビで「オペラ座の怪人」のCMがかかっているせいで、ブライアン・デ・パルマの、「ファントム・オブ・パラダイス」→amazon.co.jpを思い出しDVDを購入してしまう。それが999円。この安いシリーズにはどうも魅力的な映画が多くてメル・ブルックスの「ヤング・フランケンシュタイン」→amazon.co.jpもついでに購入。なんだかどちらもパロディ映画でかつ快作。ちなみに僕は特にホラー映画やスリラー映画のファンではありません。

 「ファントム・オブ・パラダイス」は「オペラ座の怪人」の設定こそそのまま-かつ-まるで別物。オタク的に色んな映画に対するオマージュぶち込み過ぎ。なんとポール・ウィリアムスが出ているし音楽も全編ポール・ウィリアムス。ロジャー・ニコルズとかカーペンターズとかモンキーズとか聞いてる人は分かるでしょ。Someday Manとか次のアルバム(名前忘れた)とか地味にいい作品を書いてた。「ファントム・オブ・パラダイス」あたりを境に変わってしまったような人。

obsession
 僕は男らしくデ・パルマのファンなので初期作品は一通り観ているつもりだけど、変に安っぽい魅力に溢れていて麻薬のように立て続けに観てしまう。特に70年代の「悪魔のシスター」~「ミッドナイトクロス」位までと80年代の「ボディ・ダブル」あたりか。
 カメラもどこまでパンするのかと思ったらグルグル回る、なかなか止まらない。何回転した?なんて話題になる。「愛のメモリー」でも「ミッドナイトクロス」でも「ボディ・ダブル」でもクルクル回る。デ・パルマ作品で僕が一番好きな「愛のメモリー」→amazon.co.jpのラストなんかクルクル回っている間に感動して涙が出てしまった。

 メル・ブルックスのほうはそのうち。

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2005/02/14

サイパンでこんにちは

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 どうでもいい話をしてしまうかもしれない。海外に行くと挨拶が楽しい。僕などはろくに英語も話せないからそのぶん挨拶だけは欠かさない。それで英語圏なんてほとんど行かないから現地の言葉でやる。たとえ欧米人が相手でも現地の言葉でやる。とにかくすれ違うと思ったら先に挨拶する。現地の人は笑顔で応えてくれるし欧米人はちょっと戸惑う。欧米人が戸惑うときは面白い。挨拶に勝ち負けなんて無いと思ったら実はそういう優越感は存在する。フランスが宗主国のタヒチでもBonjourとはやらないiaorana。現地の子供は僕たち外国人を見るとHelloと手を振るか宗主国の挨拶をする。そこで現地の言葉で返すと子供たちは屈託の無い笑顔で僕についてくる。海外に行くとこういう数分間が一番楽しい。

 サイパンに行って何か物足りない感じがするのはこの挨拶だろうか。サイパンは日本人だらけだ(日本人だらけが嫌いなわけではない)。そして挨拶が通じないのが日本人相手の時だ。僕の方もいくらサイパンだからって日本人相手にbuenas××は言えない。だから「こんにちは」と言う。でも相手は何?って顔して黙ったままな事が多い。少しニコッとするだけの人ならまだ全然いい。だから何日か滞在しているうちにこっちも挨拶をすることを忘れてしまう。
 ホテルのエレベーターもなんとなく息苦しい。日本人が作り上げてきたリゾートは何か他の地域とは異なる雰囲気がある。どんな立派なホテルもサービスの質には疑問符がつくことが多い。そういえばホテル・ボラボラなどは客に現地語の挨拶を強制するところからサービスが始まる。アマンリゾーツみたいなところに大金を払ってでも満足してしまうのはそんなサービスに対する取り組み方だ。超高級リゾートはさておいてもバリ島などでは中級クラスのホテルでも挨拶はいたるところで聞こえる。バリ島に何度も足を運びたくなるポイントだ。でもサイパンの日系ホテルでは聞こえない。

 そんな状況もそのうち変わるんじゃないかと思うこともある。サイパンに来るたびに感じることだけど韓国人観光客の比率が上がってきている。まだ韓国資本のホテルはサイパンの隙をついたようなホテルが多いけど、日系のホテルにも韓国人の宿泊客は多い。
 あいかわらず日本人観光客は日中になると買い物やアクティビティーをこなす為に外に出て行く。欧米人からすれば「なんで一番暑いときに外歩くの?」ってやつだけど(それはそれでいいと思うが)、その日本人がいなくなった昼のホテルのプールサイドは韓国人で賑わっている。どうも韓国人のリゾートスタイルはその欧米型に近いのだろうか?。もちろんプールサイドはホテル最大の社交場だから韓国語の挨拶が飛び交う。僕自身も韓国の方々から沢山の挨拶を頂いて、すっかり挨拶をしなくなっていたことに気がついた。挨拶でいったら負けの気分だ。

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2005/02/11

Winchell'sのクラムチャウダー

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 「サイパンに行ったらウィンチェルズWinchell'sのクラムチャウダーを食え」との友人の命令をうけてガラパンにあるWinchell'sに行ってクラムチャウダーを注文した。Winchell'sは米国に中規模展開するドーナツ屋チェーンで、ほぼ米国の領土状態にあるサイパンにも2件ある。そいえば以前行ったときもクラムチャウダーは食ってなかった。

 それで各種ドーナツとともにクラムチャウダーを注文。いつも記憶の悪い店のおばちゃんにカップのサイズを見せてもらい、ああやっぱりの日本とはかなり異なるLサイズのカップに躊躇せずに決めた。結構お腹がすいていた。美味しくてLサイズでも足りないくらいだった(セットでもクラムチャウダーが付いてくるけどサイズが心細い)。ちなみに飲み物を頼まなかったのがおばちゃんには不思議でならなかったらしい。「なんでドーナツ食べるのに飲み物注文しないの?」。

 Winchell'sに行ったら是非クラムチャウダーをたのんでみて下さい。ドーナツは日本のチェーン店のより美味かったな。特にメイプルシロップのかかっているやつ。ガラパンにありながらローカルな感じも良い。でもWinchell'sに行くときはいつも雨模様。雨宿りの店って感じなのである。

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2005/02/10

モスキート・コースト

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 少しblogのほうがご無沙汰になった。先週から二日前まで出張で各地を点々としたうえに、新大阪の某ホテルで朝食をとった後に腹痛に襲われた。その後はトイレとしばらく仲良しになって昨日はダウンした。
 電車に乗っていることが多かったので久しぶりに本を読んだ。なんとなく12月から本を読んでなかった。それで長い間本棚に収まっていたポール・セロー(セルー)の、「モスキート・コースト(文藝春秋)」→amazon.co.jpを出張に持ち出した。1981年の作品なので中途半端に古く今読んでどうだという感じだけど、ロビンソン・クルーソーのパロディってところが移動で読むのに向いている気がした。

 「モスキート・コースト」は欧米では結構売れていくつか賞もとっているしハリソン・フォード主演で映画化されたから、ポール・セローの作品の中では結構知名度が高い。ちなみに映画のほうは監督はピーター・ウィアーだし、本のほうでは語べとなるハリソン・フォードの息子役を故リバー・フェニックスが演じていて、映画会社の気合もそうとうだっただろう。米国での評判は主人公のエキセントリックぶりが凄すぎて少し厳しいといった印象のよう。しかしながら主人公(父親)を演じたハリソン・フォード自身はこの映画での演技をベストと言っているらしい。ちなみに本を読んだ印象では映像化したら結構気が滅入る作品になったのでは?と映画未見の僕は勝手に想像する。(機会があったら観てみようと)

 映画のことばかり書いてるけどそれだけ映像的な小説ということだろう。
 作品のあらすじは、現代のアメリカに幻滅した主人公(父親)が家族全員をつれて自分の描くユートピアを求めて中米ホンジュラスに移住する。そこで彼が想像する文明の正しい発展形を具現化しようとする。半ば強引な彼の理想実現に家族や原住民たちが協力するが、ある事件をきっかけにその正当性が少しずつ崩壊し最後はなんともいえない結末を向かえる。
 だいたいロビンソン・クルーソーのパロディは、そのほとんどがロビンソン・クルーソーのもつ望郷の念や物質文明を未開の地に展開するその植民地精神を皮肉るところから始まる。そうすると某宗教自体を否定することにもなるわけだから、ある作品は非常に土着的な思考にはしりアニミズムが浮上する。
 「モスキート・コースト」も同様に主人公は徹底的に文明宗教を攻撃する。しかし実際に展開されるのは彼自身が良しとする機械文明で、気が滅入るくらいに主人公は強制的にことを進める。そして彼は文明人らしくたいへん清潔を愛する。だいたい文明という言葉が植民地的で根拠も無く曖昧な感じだ。そしていくら彼が頑張ったところで文化ではなく所詮文明なのである。そういったところが可笑しい。
 ポール・セローはそれを冒険物のようにテンポよく描き、重くなりがちなテーマを徹底して欧米的アイロニーで包む。だから面白くて400ページ程度の作品はちょうど東京-大阪の往復で読みきった。また本が読みたくなったのがなによりだった。

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2005/02/04

オムツの香り

 今日は横浜中華街付近に宿泊中。ということで台湾料理屋「ニイハオ」へ。店の方々と(勝手に)台湾ドラマを鑑賞。ということで今日は短くいきます。

 先日の失敗談。
 顧客と打合せのため市ヶ谷へ。途中、電車の中で書類を確認するため鞄を少し開けると、自分にしか分からない程度にうっすらと異臭が。そして鞄の中に手を突っ込むと、書類の他にそこにはビニールに包まれた柔らかい物体が・・・。
 不安になって駅で確認。恐れていたとおりそこにはオムツがあった!それは息子のウンチを包んだ、しかも数日前に理由があって入れたものだった。書類のほうは!?もうすぐ打合せだぞ。匂いは写ってないか!?
 運良くオムツは書類とは違うポケットに入っていて無事だった。しかし鞄のほうは中がほんのり甘いウンチの香りが残っている。
 そういうわけで鞄を開けて換気をしながら市ヶ谷の街を歩き打合せに向かった。誰にも気づかれなかっただろうか?

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2005/02/02

サイパンダとシーフードヌードルとアピギギ

saipan2005-07
 サイパン国際空港。南国の香りと埃っぽい空気。そして今回も空港でサイパンダを見ることはできなかった。もうサイパンダはいないのか時期が悪いだけなのか、「サイパンダに会った」という多数の報告にもかかわらず、僕は1度もサイパンダを目撃してない。残念(実はその後、偶然にもあるビーチでサイパンダの着ぐるみを脱いだり着たりしている人を発見)。

 家族情報によると空港におりた人たちの中に日清シーフードヌードルのダンボールを抱えているが人が結構いたらしい。現地の人だろうか。日本のお土産として人気なのか?
 そいうえば去年、「トリビアの泉」で中国人シェフが一番美味いと思うカップ麺がシーフードヌードルだったなと思い出す。

 ガラパン唯一の食料庫ジョーテン・ショッピング・センターで買い込みをする。カップ麺を買おう(ホテルでカップ麺は趣味じゃないけど非常用に)と棚を眺めると、同じ日清なのに日本国外仕様の怪しい味のカップヌードルシリーズは80円程度、対する日本製日清シーフードヌードルは300円以上する。
 安いのは全体的に気の抜けた味。その中でもまるちゃんのレモンフレーバーを入れて食べるチキン味のヌードルはなんとかいけるか。

 しかしジョーテン・ショッピング・センター。今回はいつものパンやケーキのショーケースの前にアピギギが無かったのは痛かった。そのまま今回のサイパンではとうとうアピギギを食することもなく、もしくかすると台風に遭遇したことよりも重大な欠陥だったと帰ってきてから思った。

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