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2004/09/30

出張

また出張です。最近ノートPCが重く感じて持ち歩かなくなってしまったので出張中は更新できません。

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2004/09/29

湯沸しポットと差し入れ バリ島

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 旅行代理店が湯沸しポットを用意してくれた。息子のミルクを作るためにはお湯が必要だけど宿泊するホテルの部屋にはお湯を沸かすものが無かったのを知っていたし、ホテルに毎回お湯をもらうのも手間なので相談をしたところ現地在住の方から調達してくれた。結構容量があってベビーフードやパックのご飯も温めることが出来たので重宝した。

 バリ島に着いて湯沸しポットを貸してくれた際に「ウェルカムフルーツです」と大きな袋を渡された。袋の中には沢山のフルーツと袋菓子とビンタンビールが何本かとジュースが何本か入っていた。おかげで子供のデザートにはあらためて何かを買うことは無かったし毎日夜はビールで乾杯できた。気のきいた差し入れだった。

 バリ島に何回か行ってるのに代理店を使っているのは、面倒くさがりでリクエストは一ヶ所にしたいというのと僕たちの好みを良く知っている担当がいるためか。今回もガイドとドライバーの個人指名、飛行機のバシネットとベビーフードとチャイルドミール、小さな子供連れでもOKなウブド近郊の適当な観光、部屋番号の指定(個人ではタイプしか受け付けてないので)、蚊帳付ベビーベッドなどその他諸々を一括リクエストして後は勝手に動いてもらった。その代理店は何回も利用しているせいか大手に比べて旅行代金も良心的だし入金の融通も聞いてくれる。自力でなんでも手配する人にとっては素人前としてどうでもいいことだけど。
 ちなみに観光を日本企業が牛耳っているところは大手ツアーより少し高くても個人で手配するほうが格段に良かった。サイパンは別の島だった。

 今回の旅行はこれ以外にもサービス業とはなにかを実感する出来事が多かった。そのうち書くと思うけど、短い期間にこれは良いと感じるサービスを何回か実感した旅行だったと思う。

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2004/09/28

トゥバンのホテル バリ島

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 バリ島旅行。思いついたところから書こうと思うので時系列にはないらないだろうけど、とりあえず最初に泊まったトゥバン(Tuban)のこと。
 いつもならングラ・ライ国際空港に到着したらそのまま目的地に直行だけど、今回は子連れということで空港からすぐ(約5分)のトゥバンに宿泊することにした。トゥバンから1kmほど北上するとそのままクタにつながっている。トゥバンはクタのような繁華街ではないし、これといった見所があるわけでもない。だから好きなラーメン屋があるとか、今回のような理由があるとか、オーストラリア人とコミュニケーションしたいとか(そのうち)、クタ湾の綺麗で静かなビーチフロントに泊まりたい(そのうち)などという人がトゥバンを選ぶ。

 JALで行った関係で到着もかなり遅い時間だった。子供を寝かせる時間だから空港から近いのは実感としてやはり有難いと思った。1歳の子供がいても平気で安ければどんなホテルでもいいということで何も調べずにJalan Segaraにあるホテルにした。
 とりあえずのホテルの洗礼は「気まぐれなエレベーター」。ホテルの大きさに反比例するかのような小さなオンボロエレベーターで、行きたい階のボタンを押しても動いてくれない。何かコツがあるらしく時々動く。ただバリ島にしばらく通ってるとそんなことどうでもいいかという気になる。だからしばらくエレベーターの前で待ってなかなか動かないことを確認すると階段を使った。

 部屋まで来て初めて分かったけど、僕たちに用意されたのはキッズ・スイートという部屋でキングサイズのベッドの他に子供用の2段ベッド、さらにプレイステーションの接続されたテレビもあって、極めつけは子供部屋の壁いちめんには変なリスの絵が書いてあって、とにかく子供たち(僕の妹の息子4歳と僕の息子1歳3ヶ月)は興奮して結局なかなか寝付かない。そして妹の部屋の裏口の鍵がかからないことを発見し(ここは1階なので)、2段ベッドを活用し全員で1つの部屋に泊まることにした。疲れて就寝。

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2004/09/27

おとなしいアメリカ人

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 (バリ旅行記の用意が出来てないということでお茶濁し)先週のバリ島旅行にグレアム・グリーンの「おとなしいアメリカ人(ハヤカワ文庫 ep)」→amazon.co.jpを持っていった。約100ページほど残していたので機内やプールサイドで読むのに丁度良いと思ってたけどそこは子連れ旅行、さすがにそんな暇は与えてくれない。10ページほど読んだだけで帰国後読了した。

 映画「愛の落日」の日本公開にあわせるように原作である本書が文庫化された。いつも映画の原作なんて読まないけどグレアム・グリーンなだけに読んでみたくなった。舞台もインドシナ戦争時のベトナムだから同じ東南アジアということでバリ島旅行をまたいでも問題ないと思った。ちなみに映画のほうは監督フィリップ・ノイス、撮影クリストファー・ドイル、主演マイケル・ケインで映画化され、出来上がりが9.11と重なってその内容からか実際の公開は1年以上あとに延期となった(あららマッカーシーイズム?)。ちなみに僕は香港映画以外のドイルの撮影は今のところ好きじゃなくて食わず嫌いで観てない。出来はどうなのか気にはなるけど。それに「愛の落日」という邦題はどうも相変わらずという感じ。

 最近一人称が「おれ」なんていう本を読んでなかったせいか、ハードボイルドでも読んでるような気分で始まったけど、内容は似ても似つかないベトナム戦争前夜の引退間際のイギリス人記者とアメリカ人青年によるヴェトナム人女性をめぐるメロドラマと政治小説を巧みにミックスしたもの。
 訳が女性読者に向いてないのが少々残念だが混沌とした御時世、読む価値はあると思う。内容があまりにアメリカを刺激するような内容なので、発表当時('55年)のこの本に対する反響は凄かったに違いない。前提として日本占領時代からインドシナ戦争、ベトナム戦争あたりの歴史を少し頭に入れておくといいと思う。イラクとベトナムを重ねるのも稚拙な感じだけど、こっちのほうがマイケル・ムーアの映画よりアメリカの本質が分かりやすいかもしれない。

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2004/09/24

バリ島から帰国しました

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バリ島から帰国しました。
短い旅行でしたが軽障害が続き面白い旅行でした。
あまり出歩けなかったのですが初めての体験がいくつかあって今回の旅行をネタに一ヶ月くらいブログいけそうです。
写真が出来たら少しずつアップします。(デジカメ持ってないので)

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2004/09/17

バリ島へ

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 バリ島へ行ってきます。
 今回は初の子連れ海外ということで、滞在はウブドのみです。行動半径もタンパクシリン、ギャニャールくらいだと思います。
 あとはプール付のヴィラでのんびりしてきます。

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2004/09/16

映画超越

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 今日は少し寝坊したので電車ではなく車を運転し海岸線を走って職場に向かった。この季節-今日のような天気の場合、いつもは冴えない太平洋も綺麗なエメラルド・グリーンになる時がある。今日も最高とまではいかないまでも太平洋は薄いグリーンに染まって太陽の反射できらきらとして気分がよかった。

 以前、チェコからお客さんがきて(大抵のヨーロッパ人や東京の人のように)「海が見たい」と言った。それで海に連れて行ったがその日はあいにくの天気で、どんよりとした空を写した憂鬱な重いグレーの海だった。それでも彼は沢山の写真を撮っていた。彼がシグマの一眼レフを使っていたのでカメラのことを聞いたら、「ひどいカメラだ」と言っていた。彼はチェコがまだソビエトに占領されていたころに青春時代を過ごして、大学もソビエトの大学だった。僕は元東ヨーロッパの人が好きだ。謙虚な人が多く、それが長い間大国によって抑圧されてきたそんな気分から抜け出だせないせいなのかと思ってしまうほど。「プラハってローマ帝国の首都だったんだよね」と言ったら、「うんうん」と頷いてしばらく間を置いて「ふう」と溜息をついていた。
 とにかく彼は海に行ったことに満足してた。やはり海の近くに住んでいるっていうのはいいものだ。

 (横道にそれた)

 気持ちよくドライブしているとiPodがカエターノ・ヴェローゾの「シネマ・トランセンデンタル」→amazon.co.jpをかけた。いまさらカエターノもないけど(やっと200枚くらいアルバムを入れたので)シャッフルして聞くとなかなか効果的で、少し新鮮な感じだった。海を横に見ながらこういう音楽を聴いてると、「夏ももう終わりかなあ」なんて思う今日だった。

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2004/09/15

黒澤明 よみがえる巨匠の現場

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 フィギュアは趣味じゃないのですが・・・
 QBGから「黒澤明 よみがえる巨匠の現場」なるものが出ていて、僕は大の黒澤ファン、というわけで3体ほど買ってみました(海洋堂もの)。

 今回は「用心棒/椿三十朗篇」。調子よければ「七人の侍」とか続くのでは。
 箱から出てきた3体は、「桑畑三十朗(彩色版)」、「黒澤監督(白黒版)」、「新田の亥之吉(白黒版)」。本当は「新田の卯之助」がほしいところです。さらにラインナップにはないけど東野英治郎が演じてた権爺があるとね。東野英治郎抜きでは用心棒は成り立たないからなあ。

 とどうでもいいことか。

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2004/09/13

人間の大地

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 サン=テグジュペリでもなく犬養道子さんでもなくサルガドの写真集でもない「人間の大地」インドネシアの作家プラムディア・アナンタ・トゥールの歴史大河小説「人間の大地」シリーズにはまった。以下の4部構成で、邦訳されていない「ガラスの家」を入れると2500ページ位になるのではと思う。
 舞台は19世紀末のオランダ領東インド(現インドネシア)。プリブミ(現地人)の青年とオランダ人とその妾の娘のロマンスをベースにインドネシア民族としての覚醒を描く。現代インドネシアの最高傑作といわれる。話はとにかく面白く読み始めたら止まらない。

 プラムディアは1950年代~60年代の共産党系文化団体「LEKRA」で活動し9・30事件後スハルト政権によって政治犯としてブル島に流刑された。そのブル島で構想、執筆したのが、この「人間の大地」シリーズ。それにしてもモフタル・ルビスとかインドネシアの有名な作家はみんな時の政権によって捕まり、それがインドネシアの問題をそのまま写してると。
 この「LEKRA」時代に行ったプラムディアの右翼系、リベラル派への攻撃は気分的にひいてしまうものがあるが、当時、植民地から解放された国々での左翼傾倒は世界的なものだったと思い、紆余曲折の一場面と考え引き算して読むことにした。僕自身、右だの左だのあまり得意ではないので。

「人間の大地 上(めこん)」→amazon.co.jp
「人間の大地 下(めこん)」→amazon.co.jp
「すべての民族の子 上(めこん)」→amazon.co.jp
「すべての民族の子 下(めこん)」→amazon.co.jp
「足跡(めこん)」→amazon.co.jp
「ガラスの家(未邦訳)」

 「人間の大地」は1980年に発売され、インドネシアで空前のベストセラーとなるが、あえなく発禁処分となり現在に至る。しかし海外においてその評価が高まりプラムディアはノーベル賞候補に名を連ねる(アジアのノーベル賞といわれるマグサイサイ賞を受賞)。
 今現在、ジャカルタでの爆破テロにみられるように、インドネシアは沢山の火種を抱え、混乱し、沢山の人命が失われている。100年前に戻って今のインドネシアを考えてみるのも一考かなと思う。

 それにしてもバリ島行きがなあ。みんな心配してくれるんだよね。

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2004/09/10

出張日誌

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 帰りの東京駅。「あ!武蔵丸!」と前から来た女性が声をあげた。すぐ横を見ると、僕に並んで武蔵丸さんが歩いていた。ずっと並んであるいていたのに気がつかなかった。そういえば過去に至近距離で拝見した有名人は小室哲也さん(コンテストで楽屋に呼ばれた)、吉田戦車さん(飯屋で)、櫻井淳子さん(抱えていた荷物を落としたので拾ってあげた)、石黒賢さん(走っていた)、アーノルド・シュワルツェネッガーさん(当然成田で)他なかなか思い出せない微妙な人ばかり。自慢できる大物に会ってみたいがとりあえずの目標は水木しげるさん?を目撃すること。最近知り合いが吉祥寺で見たと自慢していたのがうらやましかった。

 和歌山のホテルで浴衣を着て寝転びながら本を読んでいると地震が。たいした地震じゃなかったけど反射的に飛び起きて着替えていた。

 家に帰るとジャカルタのオーストラリア大使館前で爆弾テロのニュース→asahi.com。また旅行前にテロ!最近いつもこうなる。さて困った。出張先に持っていった本がモフタル・ルビスの「ジャカルタの黄昏(勁草書房)」→amazon.co.jpだったのも何かを予感していたのか?

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2004/09/06

今週は

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 今週は仕事で某田舎→水道橋(東京)→京橋(大阪)→和歌山と移動です。というわけでブログの更新がきびしい週になりそうです。
 読みかけの小説やら(インドネシアで発禁中の本の翻訳版なのでバリ島へ持っていくのもなんだということで)、見てない映画(DVD)やら、こわれそうなPCから新しいPCへのデータの移動やら来週末のバリ島行きの前に片付けなければならないことが沢山あってそっちも大変です。
 今はとても暑いところにいるので少しでも涼しくと、タヒチで変なフランス人のもと、「安全性は大丈夫?」な水中散歩着を着用し海の中を歩いたときの写真です。

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2004/09/03

カリブ海と広島弁

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 ノーベル文学賞作家ものなんてしばらく読んでなかったなと、V・S・ナイポールのデビュー作「神秘な指圧師(草思社)」→amazon.co.jpを読んでみた。原題がThe Mystic Masseurだから指圧師じゃなくて本来はマッサージ師だろうけど「神秘なマッサージ師」では日本語がちょっといかがわしい、ということで邦題は「神秘な指圧師」におちついたとのこと。

 舞台はカリブ海に浮かぶトリニダート島(トリニダート・トバゴ共和国)。なにの人々の話す言葉は広島弁!ほとんどの登場人物が人口の41%を占めるというインド系の人たちだから、話す英語もそうとう訛っている。その訛りの部分が広島弁。スティール・パンの国の人たちが広島弁とは想像を絶する、というか読みはじめはかなり混乱する。それにしても海外に行くとイギリスが足跡を残した場所ではどこにいってもインド人を見かける。インド料理屋で「ライス・サルビス」と聞こえるあんな感じなのだろうか?

 通常訛りを翻訳する際には山形弁や千葉弁を使うのが常套手段(?)らしいが、ナイポールはトリニダート島出身のインド系の作家で、この変な英語がイギリスでのナイポールの高い評価の一端を担っているらしいから、そんなキモの部分が常套手段である山形弁でいいのか?と感じた翻訳者は広島弁の採用に踏み切ったらしい。慣れていないのか、これを読んだ広島の人は違和感を訴えてる人がネット上に何人かいたが、それはそうとして、山形の人たちは訛りの代表として山形弁が使われてきたことをどう感じていたのだろう。外国人が小説の中で山形弁を話していることを。

 ということも含んで、翻訳が難しいのかどうなのか、日本では知名度のわりにナイポールは人気がない。僕は英語が苦手なので無理だけど、英語が得意な人は原作を読んでみるのがナイポールの面白さを知る一番良い方法かもしれない。
 ネット上で探していたら立命館大学の中にレジーヌ・ロバンさんという方が書いた「文学界のどうしようもない単一言語性?」というPDFがあり、これがナイポールなどにも触れながら植民地主義によるイギリス文学への影響とフランス文学のどうしようもない単一言語性について面白く書いていた。そこで日本は?と考えたら、海外で出会った日本による占領を経験した人たちの(僕たちよりはるかに)流暢な日本語を思い出して、日本人にはナイポールは面白くないのかなと、フランスと同じどうしようもない単一言語性の国だから、と思った。
 小説の内容にはまったく触れなかったけど巧みで面白い話だった。

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